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2001 Fiscal Year Annual Research Report

住宅における効果的昼光利用と光環境の快適性に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 13480025
Research InstitutionKyoto Women's Junior College

Principal Investigator

國嶋 道子  京都女子大学短期大学部, 生活科学科, 助教授 (10178014)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 宮本 雅子  滋賀県立大学, 人間文化学部, 専任講師 (70161916)
Keywords昼光 / 採光 / 人工照明 / 照度 / 輝度 / 色温度 / 雰囲気 / 心理評価
Research Abstract

近年、建築物の過密化により充分な昼光を室内に取り入れることは物理的に困難になってきている上、プライバシーの保護、直達日射の遮蔽などを目的にブラインドやレースカーテンを閉めたりして、昼間でも昼光が有効利用されずに人工照明に頼る傾向が強くなってきている。また、生活の質的向上や生活スタイルの多様化に伴い、室内を均一に照らす全般照明だけでなくスポットライトやダウンライトなどの局部照明も多く取り入れられるようになってきた。本研究では、実空間である住宅居室の実態調査を通して、居住者の普段の生活光環境とその光環境評価との関連を明らかにし、自然光の有効利用を考えつつ室内の効果的かつよりよい光環境を創出するための基礎的資料を得ることを目的としている。
調査協力家庭24件を対象に昼間よく使用する居室の光環境を居住者の普段の使用状態で測定した。居住者の生活行為を記録、行為時の明るさ感・まぶしさ感さらに室内の雰囲気に関する6項目について評価を行なわせた。居住者は21歳から89歳までの24名である。調査時期は7月末から8月初に15件、9月初に3件、10月末に6件である。調査時期のずれによる評価への影響を検討するため別途青年女子を被験者として評価実験を行った。
行為の種類別に、年齢と照明を必要と感じた時点の照度との関係をみると年齢が上がるとばらつきがみられ、年齢とともに個人差が大きくなり、特に視作業以外の行為で顕著である。また、照明を必要と感じた時点の照度が高い人は、「ちょうどよい」明るさと答えた時の照度の値が高いことが認められ、年齢との関係は認められない。一般に高齢者は若者に比べて高照度を要するとされているが、主観評価では年齢による相関は低い。全般照明だけで局部照明を併用している高齢者は少なく、青年より暗い環境で生活している人が多い。つまり、個人の明るさ感は年齢による差よりも普段生活している場の光環境が影響していると考えられる。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] Michiko KUNISHIMA: "THE NATURAL LIGHTING IN LIVING ROOMS"Daylight and sustainable buildings in tropical climates. 1. (2001)

  • [Publications] Masako MIYAMOTO: "LIGHTING IN A LIVING ROOM IN THE DAYTIME -MEASUREMENT OF ACTUAL CONDITIONS -"Daylight and sustainable buildings in tropical climates. 1. (2001)

  • [Publications] Michiko KUNISHIMA: "Optical environment in daytime and psychological evaluation"Luxpacifica 2002. 4. (2002)

  • [Publications] Masako MIYAMOTO: "LIGHTING IN A LIVING ROOM IN THE DAYTIME -The Comparison of Lighting Condition in Summer and that in Autumn -"Luxpacifica 2002. 4. (2002)

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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