2002 Fiscal Year Annual Research Report
授業実践能力の向上を図る科学教育実践支援システムの開発
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13480038
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Research Institution | Kyushu University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
川北 一彦 九州保健福祉大学, 保健科学部, 教授 (40040919)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
園屋 高志 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (30016696)
中山 迅 宮崎大学, 教育文化学部, 教授 (90237470)
中村 重太 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (30127930)
隅田 学 愛媛大学, 教育学部, 助教授 (50315347)
山路 裕昭 長崎大学, 教育学部, 助教授 (70136026)
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Keywords | 科学教育実践支援システム / 授業実践能力 / 教員養成 / 視能訓練士養成 / コンピューター利用 / インターネット利用 |
Research Abstract |
本研究は,科学系の授業を題材に,その実践に関わる問題を明らかにすると共に,授業実践能力の向上を図る支援システムを開発し,今後の科学教育支援の在り方について現場の教師を含む実践レベルから議論を高めていくことを目的とした。 研究成果は以下の3つに大別できる。 (1)教員養成系の学生を対象にした支援システムに関する研究(8編) 1)大学生・教育実習生の授業実践能力を高めるための研究 (1)教育実習生の反省的理科授業実践能力の向上を図るビデオ・リソースの開発 (2)小学校教育実習生の理科授業観察能力に関する継続的検討:ワークシートの基礎的分析等 2)レンズの性質を理解するためのコンピューターシミュレーション等 (2)現職の教師を対象にした支援システムに関する研究(9編) 1)中学校理科教師に対する支援活動の在り方について (支援ホームページの作成・運用と教師への調査の結果から) 2)安全な理科指導のための教師技能向上支援 3)授業実践支援のためのインターネット利用に関する研究 4)(1)学習成果に現れる個人差をカリキュラムづくりに反映させる視点 (じっくりと学習する必要のある子どもに対する支援のあり方を中心に)等 (3)視能訓練士養成における支援システムに関する研究(3編) 1)レンズの性質を理解するためのコンピューターシミュレーション 2)補助教材としての3D画像等 これらの研究成果は,日本科学教育学会,日本理科教育学会等を中心に,各分担者の所属する学会で発表するとともに,この研究のためにご協力いただいた教育現場において利用され,さらに改良を続けるための試行錯誤が続けられている。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 岩本壮太郎, 内川義和, 岡野真弓, 川北一彦: "補助教材としての3D画像"九州保健福祉大学研究紀要. 4号. 245-251 (2003)
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[Publications] 園屋高志: "授業でのコンピュータ利用に関する小・中学校教師の実態と意識"教育情報研究(日本教育情報学会誌). 18巻・1号. 3-12 (2002)
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[Publications] 中山 迅: "学生による小学校理科ビデオ番組制作を通した教員養成教育の事例的研究"宮崎大学教育文化学部附属教育実践研究指導センター研究紀要. 9号. 107-117 (2002)
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[Publications] 山口悦司, 中山 迅, 阪元総他4名: "小学校教育実習生の理科授業観察能力に関する継続的検討-ワークシートの基礎的分析-"宮崎大学教育文化学部附属教育実践研究指導センター研究紀要. 9号. 91-97 (2002)
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[Publications] 山路裕昭: "中学校理科教師に対する支援活動の在り方について-支援ホームページの作成・運用と教師への調査の結果から-"長崎大学教育学部紀要-教科教育学-. 39号. 33-47 (2002)
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[Publications] 隅田学, 隈本幸一, 中山 迅: "大学生の授業実践能力を高めるための「科学フェスティバル活動」授業の試み"愛媛大学教育実践総合センター紀要. 20号. 51-57 (2002)