2001 Fiscal Year Annual Research Report
国際開発協力人材育成のための海外実地研修手法の開発
Project/Area Number |
13490014
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
長田 博 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (40233506)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大塚 豊 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (00116550)
江崎 光男 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (60029915)
桃木 厚子 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 助教授 (80311710)
梅村 哲夫 琉球大学, 法文学部, 講師 (30293715)
大坪 滋 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (40247622)
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Keywords | 国際開発協力 / 海外実地研修 / 人材養成 / PCM / 実践的教育 / ケース・メソッド / 開発調査 / 開発評価 |
Research Abstract |
第一年次である本年度は、手法開発に必要なデータ・資料の収集と、当研究科の10年にわたる海外実地研修経験の文書化をおこない、その予備的分析から来年度の手法開発のための実験的な枠組みを導き出すことを主な活動とした。 1.本年度の海外実地研修において手法開発のための実験的試みとして、対象国を初めて中国とし、従来のPCMに代えてアンケート調査、グループレポートに代えて個人レポートを課した。この結果を参加者へのアンケートによって資料化し、3月上旬に中国の研修協力校より教官を招いて検討会を催した。 2.来年度の海外実地研修地を実験的手法の導入が比較的容易なタイとし、1月に実施した事前調査、および中国での研修結果を踏まえて、サイト別グループとディシプリン別グループの途中組み替え、先輩学生による指導、学生によるロジスティクスの実務分担、といった実験的手法を盛り込むこととし、準備を開始した。 3.これまで口頭で伝えられてきた海外実地研修の実務ノウハウの文書化を開始し、概要を示す手引き書を作成した。PCM実施研修を含む実務マニュアルもほぼ完成しており、来年度の早い時期に刊行する。 4.名古屋大学大学院国際開発研究科以外で実施されている海外実地研修について比較のための情報を収集した。FASIDの実施する研修について今年度の参加者4名に参加記録を執筆させた。また、学生が運営する「アジア農村研究会」実施の研修については同会代表に、講演および研修・実務内容を執筆していただいた。来年度の早いうちにディスカッションペーパーの形で刊行予定である。タイ国チュラロンコン大学の研修についても同大学教官への聞き取りにより情報を収集した。 5.比較材料を増やすために、当研究科の海外実地研修の対象地としてバンクラデッシュを考え、3月末に予備調査を行った。
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Research Products
(1 results)