2002 Fiscal Year Annual Research Report
国際開発協力人材育成のための海外実地研修手法の開発
Project/Area Number |
13490014
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
長田 博 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (40233506)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大塚 豊 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (00116550)
江崎 光男 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (60029915)
桃木 厚子 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 助教授 (80311710)
梅村 哲夫 琉球大学, 法文学部, 講師 (30293715)
馬場 雄司 三重県立看護大学, 看護学部, 助教授 (10238230)
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Keywords | 国際開発協力 / 海外実地研修 / 人材養成 / PCM / 実践教育 / ケース・メソッド / 開発調査 / 開発評価 |
Research Abstract |
本年度は、タイ国コンケン県において海外実地研修を10月に実施したが、従来の手法に加えて次のような様々な実験的手法を導入した。 1)5月より開始した事前講義および学生による調査計画作成、さらに10月の実地研修時に、博士課程後期の院生数名を教官監督のもとに講師・アドバイザーとして使用した。 2)開発系の専門家が実際に行う現地調査・発表の形態・スケジュールを採用し、学生に体験させた。 3)ディシプリンの意識化を目的に、すべての参加学生をディシプリン別グループとサイト別グループに両属させた。 4)双方向学習の環として、調査サイトにてデリバリー発表、国際理解教育の1コマ授業を提供した。 5)本学以外から海外実地研修及びタイの専門分野として分担者 梅村(琉球大学)、馬場(三重県立看護大学)の2名が海外実地研修に参加し、現地での手法等の調査を行った。 このほか従来の方法を充実させる形で、事前研修時にタイ国チュラロンコン大学から4名の講師を招聘し、講義と指導を依頼した。 以上の手法の導入はおおむね効果的で、とくに1)と2)については参加学生へのアンケート、インタビューから明らかであり、また5)は運営面で効果を発揮した。この成果の暫定的報告として11月16日に当研究科で公開の発表会(担当:桃木(大橋))をもち、さらに当研修の比較対象として国際開発高等教育機構のフィールドワークについて、11月8日に鈴木直喜清泉女子大助教授を招いて研究会をもった。このほか比較対象としての韓国での予備調査を2003年1月中旬に実施した。その後参加学生のレポート作成が終了した2003年1月末に参加学生に対しアンケートを実施し、3月4日に研究代表者・分担者の反省会をもった。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 〓 斗変, 藤村逸子: "韓国"開発援助人材養成海外実習調査事業報告. (近刊). (2003)
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[Publications] Phaisal Lekuthai: "Local Wisdom and Modern Approach on Rural Development : A Case Study of Khon Kaen Province in Thailand"Discussion Paper No. 106, Graduate School of International Development, Nagoya University. 106号. 75 (2003)
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[Publications] Chalaiporn Amonvatana: "The Process of Industrial Development in Thailand"Discussion Paper No. 99, Graduate School of International Development, Nagoya University. 99号. 30 (2002)