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2001 Fiscal Year Annual Research Report

科学技術倫理プログラムの構築

Research Project

Project/Area Number 13490032
Research InstitutionKanazawa Institute of Technology

Principal Investigator

札野 順  金沢工業大学, 工学部, 教授 (90229089)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 飯野 弘之  金沢工業大学, 工学部, 教授 (40288262)
山本 涼市  金沢工業大学, 工学部, 教授 (50288263)
堀 幸夫  金沢工業大学, 工学部, 教授 (00010588)
CLARK Scott  ローズ・ハルマン工科大学, 準教授
LUEGENBIEHL Heinz  ローズ・ハルマン工科大学, 教授
Keywords技術倫理 / 技術者倫理 / 工学教育 / Ethics Across the Curriculum / Micro-insertion / Online Ethics Center / JABEE / カリキュラムを通しての倫理教育
Research Abstract

本研究は、平成13年度〜平成15年度の3年間にわたり実施される国際的な共同研究である。
初年度である平成13年度は、大学における技術者倫理教育の現状に焦点をあて、日・欧・・米における基本的なデータの収集と研究組織の確立を目的として研究活動を行った。その一環として、平成13年12月17日〜29日にかけて、海外の研究分担者4名が来日し、ワークショップを開催した。これらの研究活動の成果として次のようなものがある。
1)激変する世界情勢を考慮すれば、次世紀のエンジニア教育には、新しいパラダイムが必要であることが米国では認識されている。その方向性は、工学系教育プログラム認定組織であるABET(Accreditation Board for Engineering and Technology)の新しい認定基準(Engineering Criteria 2000)に示されおり、その中で技術者倫理教育はこれまでよりも重要な役割を担っている。
2)欧州における技術者倫理教育は離陸を始めたばかりであるが、例えば、オランダのDelft University of Technologyのように技術者倫理を必修化している大学も誕生した。今後注目すべき機関としては、SEFI(欧州工学教育協会)の倫理に関するワーキンググループ、The Catholic University of Lille(フランス)の技術倫理研究センターなどがある。
3)技術倫理を大学教育に取り入れる方法として潜在的な可能性の高い手法には、カリキュラムを通して倫理教育を行う、いわゆる「Ethics across the Curriculm(EAC)」がある。これを実施するためには、工学の専門教員が自らが担当する専門科目の中で技術的な問題に「文脈」を与えて倫理的な問題も考慮できるようにする「micro-insertion」の手法が有効であると考えられる。
4)EACを実現するためにも、技術倫理に関する情報を一元的に収集するデータベースが必要であるが、そのモデルとしては、研究分担者の一人であるキャロライン・ウイットベックが主宰するOnline Ethics Center (http://www.onlineethics.org)がある。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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