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2001 Fiscal Year Annual Research Report

自己集積型キラル配向場を固定化したHPLC用光学分割剤の開発

Research Project

Project/Area Number 13555234
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

伊原 博隆  熊本大学, 工学部, 教授 (10151648)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 永岡 昭二  熊本県工業技術センター, 材料開発部, 研究員
高藤 誠  熊本大学, 工学部, 助手 (50332086)
櫻井 敏彦  熊本大学, 工学部, 助手 (10332868)
石原 晋一郎  (株)興人, 新事業開発部, 課長代理(研究職)
Keywords液体クロマトグラフィー / 光学分割 / 有機-無機ハイブリッド / グルタミン酸 / 分子認識 / 円二色スペクトル / クシ型ポリマー
Research Abstract

液体クロマトグラフ法においてもっとも利用されている分離剤は,水/アルコール系の移動相で利用できるオクタデシル化シリカ(ODS)であり,その用途は多岐に渡っている。しかしながら,ODSには光学活性が存在しないため,ジアステレオマー化剤などの併用なしには光学分割への適用はできない。そこで本研究では,ODS類似の分離モード(すなわち逆相分配型)で光学分割を可能とする新規な液体クロマトグラフィー用分離剤の開発を目的とした。一方,申請者らは側鎖が配向したクシ型ポリマーにおいて,主鎖の一方の末端をシリカに固定化する方法を確立しており,同法を光学分割に応用することを考えた。そこで本年度は,主に光学活性を有する重合性モノマーの分子設計ならびに合成とその重合により光学活性を有するクシ型ポリマーの開発を目指した。具体的には,β-アラニルL-グルタミン酸のカルボキシル基にアミド結合を介して2本の長鎖アルキル基を導入し,さらには末端アミノ基を利用して重合性のビニル安息香酸を導入した。同モノマーの構造は赤外吸収スペクトル,NMRスペクトルおよび元素分析により確認した。一方,同モノマーの重合性を調査するため,重クロロホルム中での反応をNMRスペクトルにより経時的に追跡し,重合速度が濃度に著しく依存することを確認した。また,シリカに固定化するためのシランカップラーとの共重合を実施した。なお,モノマーおよび重合物の光学活性については円二色スペクトルによって,また側鎖が配向していることを示差走査熱量分析によって確認した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] H.Ihara, Y.Goto, T.Sakurai, M.Takafuji, T.Sagawa, S.Nagaoka: "Enhanced Molecular-shape selectivity for polyaromatic hydrocarbons through isotropic-to-crystalline phase transition of poly(octadecyl acrylate)"Chemistry Letters. 1252-1253 (2001)

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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