2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13555274
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
経塚 雄策 九州大学, 大学院・総合理工学研究院, 教授 (80177948)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木下 嗣基 東京大学, 新領域創成科学研究科, 助手 (10313008)
馬場 信弘 大阪府立大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10198947)
佐藤 徹 東京大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (30282677)
戸田 保幸 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (20172166)
岡本 強一 日本大学, 理工学部, 助手 (50256806)
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Keywords | マルチスケール流動シミュレータ / ハイブリッド流動シミュレータ / 流動・環境解析 / 多層モデル / バリアブルメッシュモデル / ネスティングメッシュモデル / 境界適合座標モデル / 数値生態系モデル |
Research Abstract |
今年度の研究計画では,以下の3テーマ ・静水圧近似のマルチレベルモデルによる内湾全体における大きなスケールの海水流動および水温・塩分の数値シミュレーション(経塚,濱田,多部田,戸田,岡本) ・フル3次元モデルによる海洋環境改善装置まわりの小スケールの流動シミュレーション(佐藤,木下,馬場) ・ネスティング手法による大小スケールの連続的な数値解析法の開発(経塚,濱田,佐藤,多部田,木下)について各グループで開発を行い、それらのサブモデルを結合して数値シミュレーションを行った。 これらの研究成果については,2002年11月6日に東京大学弥生講堂一条ホールにおいて第3回MECモデルワークショップを開催し,一般の参加者にも公開して研究発表を行った。また,研究成果は,ワークショップのテキスト(全178ページ)として印刷出版した。 それらの具体的な成果としては ・MECモデル用地形データ作成のためのプリ処理プログラム ・計算結果の可視化を行うポスト処理プログラム ・干潟上の移動境界を考慮した流動解析プログラム ・諌早湾・有明海における流れと密度場のシミュレーション結果 ・ネスティングバージョンの安定化アルゴリズム ・大村湾・針尾瀬戸・佐世保湾におけるBFCバージョンの潮流計算と精度の検証などがあり,ワークショップにおいて発表された。 また,本研究で開発された一部のプログラムについては,インターネットを通じて一般公開している。アドレスは(http://mee.k.u-tokyo.ac.jp/mec/model/)である。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Y.Kyozuka et al.: "A Numerical Simulation of Water Flow by Opening the Floodgate of Embankment in Isahaya Bay"Proceedings of the Twelfth (2002) International Offshore and Polar Engineering Conference. Vol.II. 386-393 (2002)
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[Publications] T.Sato et al.: "Numerical and Experimental Simulations of Effect of Purification Apparatus Set in Gokasvo-Bay"Proc. 12th Int. Soc. Offshore Polar Engng. Conf.. Vol.II. 447-453 (2002)
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[Publications] M.Higuchi et al.: "Prediction of Ocean Current at Candidate Site of "Hyper Kamiokande" in Japan Sea by MEC Ocean Model"Techno-Ocean 2002. (CD-ROM). (2002)
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[Publications] S.Yamaguchi et al.: "A study of the ecosystem model including the tidal flat effects in Ariake Bay"Techno-Ocean 2002. (CD-ROM). (2002)
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[Publications] z.Yu et al.: "Simplified Moving Boundary Treatment in MEC Model"MECモデルワークショップ(第3回). 145-157 (2002)
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[Publications] 木下嗣基: "ネスティングバージョンの概要"MECモデルワークショップ(第3回). 165-172 (2002)