2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13556010
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
馬 建鋒 香川大学, 農学部, 助教授 (80260389)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横山 茂雄 旭化成工業株式会社, 部長(研究職)
柴田 勝 チッソ旭肥料株式会社, 技術部長(研究職)
矢内 純太 京都大学, 大学院・農学研究科, 助手 (00273491)
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Keywords | 重金属汚染 / EDTA / コーティング技術 / 超集積植物 / 化学形態 / 二次汚染 |
Research Abstract |
重金属汚染土壌を効率的かつ安全に浄化するために、以下のような土壌側と植物側からそれぞれ検討を行った. 1.実際に重金属汚染を被っている農耕地において表層土および下層土における重金属汚染レベルを全量および可給態量として測定し、ジオスタティスティクスの手法を用いて圃場スケールでの重金属濃度の空間変異を解析した結果,重金属濃度(Cd, Zn, Cu)はPbの全量を除いて高い空間依存性を示した。またその依存距離はZn全量が27mであった他は80m以上であった。 2.前年度の試験結果に基づき、新たらに溶出パターンの異なるコーティングEDTA五つを試作した.またこれらのコーティングEDTA資材の添加が土壌溶液中の鉛の濃度、EDTA濃度と植物による鉛の吸収に対する影響をコーティングしないEDTAと比べた。その結果、試作コーティングEDTA4番が二次汚染の軽減と浄化効率の点において優れていたことが明らかとなり、現在この資材を用いて更なる検討を行っているところである. 3.亜鉛とカドミウムの超集積植物であるThalspi caerulescensを用いて、カドミウムの集積に対する亜鉛の影響を土耕栽培と水耕栽培で調べた.亜鉛の濃度が低い場合、カドミウムの集積に対する亜鉛の影響は水耕でも土耕でも認められなかったが、亜鉛の濃度が高い場合、カドミウムの集積量が減少された.土壌のカドミウムの有効度に対する亜鉛の影響は見られなかった.また^<113>Cd標識化合物を用いて、^<113>Cd-NMRによる体内のカドミウムの化学形態の同定を行ったところ、ケミカルシフト-17ppm付近でシグナルが観察された。
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Research Products
(1 results)