2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13556036
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Research Institution | National University Corporation Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
西村 拓 国立大学法人東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 助教授 (40237730)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 誠 国立大学法人東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 教授 (50015096)
渡邊 裕純 国立大学法人東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 助手 (80323757)
酒井 憲司 国立大学法人東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 助教授 (40192083)
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Keywords | 乾燥密度 / 不均一 / 飽和透水係数 / 負圧浸入計 / スケーリング / 化学物質移動 / 不飽和透水係数 |
Research Abstract |
1.蓄積してきた負圧浸入計試験、マルチステップ法、吸引法などデータの評価を行い、シリンダーインテーク法やコア法による透水性データとの差異を検討した。得られた知見は、不飽和地盤の挙動と評価(地盤工学会、H16年12月)に整理した。また、H16年12月に地盤工学技術者対象の講習会(地盤工学会主催)において成果の一部を解説した。また、成果の一部を農業土木学会論文集に報告した(井上らと共著)。 2.土壌の物理性分布の典型的な例として、慣行耕起農地、不耕起農地(水田、畑地)において、物質移動のモニタリングを行った。結果は、H16年度農業土木学会大会やInterl Symp on Participatory Strategy for Soil and Water Conservationで発表した。 4.乾燥密度を用いた透水係数のスケーリングを行い、原位置における乾燥密度推定システムと連携させることにより原位置透水性分布推定システムを構築した。システムの検証は、1.、2.で測定・蓄積したデータを使用した。現在、投稿のための成果とりまとめを行っている。 5.気泡の封入・土壌改良材(ゼオライトや化学薬品)の投与による物理性の変化について明らかにしてきた成果をとりまとめ、Vadose Zone Journal(米国土壌科学会)、SSPN(日本土壌肥料学会)へ投稿した。 6.Hydrusを用いた逆解析で決定した土壌の物理性を用いて、農地からの化学物質流出シミュレーションを構築した。成果に関しては、Conference on Challenges and opportunities for sustainable rice-based production system (Italy 2004年)において報告した。
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Research Products
(7 results)