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2002 Fiscal Year Annual Research Report

ゲノム情報を利用した新規糖尿病薬の開発

Research Project

Project/Area Number 13557011
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

蛯名 洋介  徳島大学, 分子酵素学研究センター, 教授 (00112227)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小畑 利之  徳島大学, 分子酵素学研究センター, 助手 (40325296)
湯浅 智之  徳島大学, 分子酵素学研究センター, 助手 (50304556)
岸 和弘  徳島大学, 分子酵素学研究センター, 助教授 (70284320)
朝日 美彦  株式会社大塚製薬工場, 栄養研究所, 研究員
谷口 寿章  徳島大学, 分子酵素学研究センター, 教授 (10257636)
Keywordsインスリン作用 / 糖尿病薬 / Akt / プロテオミクス
Research Abstract

我が国には約700万人以上の糖尿病患者がおり、人類がかかえる最も頻度の高い遺伝病の一つである。近年、4大疾患の一つに指定され、その対策が緊急の課題となっている。この治療にはインスリン注射に代わる卓越した経口血糖降下剤はなく、その開発が強く望まれている。インスリンの代表的作用である「細胞内へのグルコース取り込み促進」には、細胞増殖シグナル伝達因子であるPI3-キナーゼの活性化が必須であることを世界に先駆けて報告した(BBRC,1993.,Proc. Natl. Acad. Sci. USA,1994.)。PI3-キナーゼの下流にはAkt, atypical PKCがあることが報告されている。しかしAkt, atypical PKC (PKCζ,PKCλ)はインスリンによるGLUT4のトランスロケーションに関与しているのか、異なる多くの報告がなされており、まだコンセンサスを得ていない。そこで我々が開発したGLUT4mycを安定に発現させた培養細胞に、Akt1,2,3を特異的に抑制するRNAiを合成し導入した。その結果Akt1,2共にGLUT4のトランスロケーションに関与するが、Akt2の経路が主であると考えられた。そこで次にAktのPHドメインと結合するタンパクがインスリン作用を伝達する因子である可能性が考えられる。PHドメインを大量精製し、それも結合するタンパクを抽出、プロテオミクスの手法でAktの基質を探索する計画を進めている。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Reiko Kamei: "Shikonin Stimulates Glucose Uptake in 3T3-L1 Adipocytes via an Insulin-Independent Tyrosine Kinase Pathway"Biochem. Biophys. Res. Commun.. 292・3. 642-651 (2002)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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