2001 Fiscal Year Annual Research Report
ミクロネシア、コスラエ語の辞書作成及び教育プロジェクト
Project/Area Number |
13571023
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Research Institution | Shonan Institute of Technology |
Principal Investigator |
HOUGH D・A 湘南工科大学, 工学部, 教授 (50322540)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本多 博彦 湘南工科大学, 工学部, 講師 (90339797)
MAYBIN Don 湘南工科大学, 工学部, 助教授 (60269644)
長沢 可也 湘南工科大学, 工学部, 教授 (20180474)
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Keywords | 危機言語 / 少数民族 / 地域研究 / ミクロネシア / コスラエ / コスラエ語 / 辞書作成 / 教育プロジェクト |
Research Abstract |
第1回目(8-9月):必要な機材(コンピュータなど)を設置。現地の小中高教師、校長、コミュニティリーダーの13名からなるワーキンググループを結成した。(来年から学生を参加させる予定)辞書作成にあたり、私、ハフとトレノワ氏(コスラエ州文部省)の2人で言語学のガイドラインを作った。辞書の作成は英語コスラエ語、コスラエ語英語、コスラエ語コスラエ語(母国語辞書)の3種類である。辞書に使用するアルファベットは1970年代に再編成されたものを使用。(将来は日本語コスラエ語、コスラエ語日本語の辞書も作成したいと考えている。)辞書作成の作業は約7500のコスラエ語のリストを集めてスペルや意味のチェックを開始し3分の2まで終了した。それと同時に校正とデータベース化のためのインプットも開始した。データベース化の利点は語彙の修正、訂正、追加が出来ること、ハワイや米国本土に住むコスラエ人たちがインターネットで利用できることや必要な冊数を印刷できることである。また、約7500語以外のコスラエ語についてはコスラエ州文部省の資料(日本語の外来語、薬用の植物、伝統的な建築や道具など)とこれ以外のコスラエ語も調査収集中である。次に他の教育関係における最初のミニプロジェクトは小学校低学年向けの絵付辞書を作成することである。現地の小学生たちに各コスラエ語のアルファベットに沿って絵と文章(コスラエ語)を書いてもらい、それを帰国してから英語と日本語(ローマ字)に訳して原稿を作成した。第2回目(2-3月):小学校低学年向け絵付辞書の原稿の編集と校正を現地で行い終了した。この辞書の試作用として100冊を6月までに製作する予定である。次の教育関係ミニプロジェクトの計画は中学3年生のコスラエ語(国語)の授業のシラバスを作ることになった。内容はコスラエの昔話を集めコンピュータとオーディオを使って教材を作ることである。
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