2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13572042
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
村上 隆 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (20261357)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
畠山 武道 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (40062666)
吉田 文和 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (70113644)
青田 昌秋 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (40001664)
西村 可明 一橋大学, 経済研究所, 教授 (60017671)
佐伯 浩 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30001209)
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Keywords | サハリン / 石油・ガス / 海洋汚染 / ロシア / エネルギー / 災害防止対策 / 外国投資 / 資源開発 |
Research Abstract |
1)平成14年4月末及び5月末に、研究代表者の村上は東京において外務省及び環境省とサハリン大陸棚石油開発が本格化するに伴って生じる油による海洋汚染の可能性に関し、両国政府間での環境協定による具体的な対応策、北海道オホーツク沿岸を汚染させた場合の対応策について聞き取り調査、意見交換を行った。 2)村上は平成14年6月にロシア連邦サハリン州ユジノ・サハリンスク市に出張し、サハリン州国家環境委員会、サハリン州行政府、NGO組織及びサハリン州国立大学の研究者と油による海洋汚染問題について研究打ち合わせを行った。また、村上は平成14年12月中旬にはモスクワ市に出張し、外務省、ロシア連邦国家環境委員会、運輸省など関係機関で資料収集及び意見交換を行った。 3)分担者の青田、吉田、畠山、佐伯及び代表者の村上は平成14年7月及び10月に『サハリン大陸棚石油・ガス開発と環境保全』の出版に向けて打ち合わせを行った。 4)平成14年11月には村上は分担者の西村と東京において研究打ち合わせを行い、サハリン州とモスクワとの開発と環境問題の責任・分掌について検討を行った。 5)平成14年12月にはサハリンプロジェクトの開発当事者であるサハリン・エナジー社の環境チームと札幌で意見交換を行った。出席者は約30名。 6)平成15年2月24日、紋別において研究チームはワークショツプを開催し、これまでの研究で何が明らかになり、何が問題として残されたか、そして今後どのように解決すべきか、市民・NGO・市町村自治体・中央官庁の参加を得て、意見交換を行った。 7)研究代表者及び分担者は、研究成果報告書の作成のために原稿執筆にあたった。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 村上隆: "ロシア極東地域のエネルギー開発計画とその問題点"ロシア極東地域情勢研究. 80-95 (2002)
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[Publications] 村上隆: "サハリン・プロジェクトの流出油による海洋汚染対策"スラブ研究センター研究報告シリーズ. 90. 1-15 (2002)
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[Publications] 畠山武道: "環境権、環境と情報・参加"法学教室(有斐閣). 263. 1-29 (2003)
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[Publications] 畠山武道: "自然環境保護法制の今後の課題"環境法学の挑戦. 306-321 (2002)
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[Publications] 吉田文和: "産業物質代謝論の成果と課題"人間と環境. 28巻2号. 84-93 (2002)
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[Publications] Yoshida, F.: "Economics of Waste and Pollution Management in Japan"Verlag Tokyo. 184 (2002)