2001 Fiscal Year Annual Research Report
台湾地震断層地表変位に関わる都市ライフラインの脆弱性調査と被災軽減法に関する研究
Project/Area Number |
13574002
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
高田 至郎 神戸大学, 工学部, 教授 (40027280)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮島 昌克 金沢大学, 工学部, 教授 (70143881)
川上 英二 埼玉大学, 工学部, 教授 (50125887)
佐藤 忠信 京都大学, 防災研究所, 教授 (00027294)
|
Keywords | 活断層 / パイプライン / 地振動 / 被害モード / 地盤特性 / 位相特性 / 家屋被害 / シェル解析 |
Research Abstract |
下記の課題について研究を行った。 (1)台湾車籠埔断層近傍において液状化発生地点の地盤条件を調査し、断層近傍地震動との関連について考察を加えた。 (2)921台湾地震の際に車籠埔段層近傍で得られた強震記録を分析して、位相特性を明らかにして、断層近傍での強震波形を合成する手法について提案した。 (3)台湾車籠埔断層を横断している水道・ガス管路の被害状況資料を収集して、断層変位量との関係、被害モードについて考察した。また断層横断管路被害写真集を出版した。 (4)921台湾地震の際に破壊したφ2000の水道管路の被災データをもとに、DEM(個別要素法)を用いてシェル座屈解析を実施して、現実の状況をうまくシミュレートできることを示した。 (5)921台湾地震で被災したPE管について、その材料特性と被災のメカニズムについて実験的に分析した。 (6)台湾での5回の現地調査と台北で2回のワークショップを開催して研究交流と情報の交換を行った。
|
Research Products
(19 results)
-
[Publications] 高田至郎, 鍬田泰子, 尾崎竜三: "震源域の強震動と災害強度指標〜台湾集集鎮の場合〜"構造工学論文集. Vol.47A. 501-506 (2000)
-
[Publications] 高田至郎, 尾崎竜三, 津吉俊尚, 篠原聖二: "震動・側方流動を同時に受ける地中管路の挙動解析と管路ひずみ予測式の提案"建設工学研究所論文報告集. 第43・B号. 55-68 (2001)
-
[Publications] 高田至郎, 北村至: "地表断層シミュレーションモデルと最近の地震への適用"建設工学研究所論文報告集. 第43・B号. 153-166 (2001)
-
[Publications] 高田至郎, 尾崎竜三, 一之瀬恵美, 施邦築: "地表断層変位露頭近傍の家屋・人的被害と地震動強度〜台湾車籠哺断層の場合〜"建設工学研究所論文報告集. 第43・B号. 267-286 (2001)
-
[Publications] Shiro Takada, Ryuzo Ozaki, Nemat Hassani, Yasuko Kuwata: "Damage Analysis on the Lifeline Crossing Fault during the 1999 Izmit, Turkey Earthquake"神戸大学大学院自然科学研究科紀要. (投稿中). (2002)
-
[Publications] 室野剛隆, 西村昭彦, 佐藤忠信: "観測波を用いたレベル2地震動の位相特性のモデル化"レベル2設計地震動現状と展望シンポジウム講演概要集. 75-80 (1999)
-
[Publications] 佐藤忠信, 室野剛隆, 西村昭彦: "観測波に基づく地震動の位相スペクトルのモデル化"土木学会論文集. No.640/I-50. 119-130 (2000)
-
[Publications] 佐藤忠信, 室野剛隆: "位相情報を用いた地震動のシミュレーション法"土木学会論文集. No.675/I-55. 113-123 (2001)
-
[Publications] 田中泰雄: "地盤の液状化問題と最近の研究動向"第49回レオロジー討論会 特別講演. 9-12 (2001)
-
[Publications] Miyata, T., Tanaka, Y., Takada, S., Shih, B.W.: "GPR surveys for the surface fault of the 1999 Chi-Chi Earthquake (Taiwan)"Proc. of 11thSymposium on Geo-Environments and Geo-Techniques. (2001)
-
[Publications] Yasuo Tanaka, Akio Kuruma, Tsuyoshi Asada, Yoshihiro Mizoguchi: "ON THE FORCES EXERTED ON BURIED PIPE IN LIQUEFIED GROUND"Proc. ISOPE 2001. Vol.2. 160-165 (2001)
-
[Publications] 高田至郎, 鍬田泰子, 尾崎竜三: "震源域の強震動と災害強度指標〜台湾集集鎮の場合〜"構造工学論文集. Vol.47A. 501-506 (2000)
-
[Publications] 高田至郎, 尾崎竜三, 津吉俊尚, 篠原聖二: "震動・側方流動を同時に受ける地中管路の挙動解析と管路ひずみ予測式の提案"建設工学研究所論文報告集. 第43・B号. 55-68 (2001)
-
[Publications] 高田至郎, 北村至: "地表断層シミュレーションモデルと最近の地震への適用"建設工学研究所論文報告集. 第43・B号. 153-166 (2001)
-
[Publications] 高田至郎, 尾崎竜三, 一之瀬恵美, 施邦築: "地表断層変位露頭近傍の家屋・人的被害と地震動強度 〜台湾車籠埔断層の場合〜"建設工学研究所論文報告集. 第43・B号. 267-286 (2001)
-
[Publications] Shiro Takada, Ryuzo Ozaki, Nemat Hassani, Yasuko Kuwata: "Damage Analysis on the Lifeline Crossing Fault during the 1999 Izmit, Turkey Earthquake"神戸大学大学院自然科学研究科紀要. (投稿中). (2002)
-
[Publications] 室野剛隆, 西村昭彦, 佐藤忠信: "観測波を用いたレベル2地震動の位相特性のモドル化"レベル2設計地震動現状と展望シンポジウム講演概要集. 75-80 (1999)
-
[Publications] 佐藤忠信, 室野剛隆, 西村昭彦: "観測波に基づく地震動の位相スペクトルのモデル化"土木学会論文集. No.640/I-50. 119-130 (2000)
-
[Publications] 佐藤忠信, 室野剛隆: "位相情報を用いた地震動のシミュレーション"土木学会論文集. No.675/I-55. 113-123 (2001)