2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13574013
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
吉原 照彦 北海道大学, 大学院・農学研究科, 教授 (90002071)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大和 修 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 講師 (80261337)
前出 吉光 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 教授 (40002084)
田原 哲士 北海道大学, 大学院・農学研究科, 教授 (50001475)
片倉 賢 群馬大学, 医学部, 助教授 (10130155)
鈴木 守 群馬大学, 医学部, 教授 (60056033)
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Keywords | インドネシア / スマトラ / マラリア / 抗マラリア植物 / イヌバベシア症 |
Research Abstract |
平成14年12月、インドネシア国南スマトラのSumatra Selatan州PalembangおよびLampung州Bander Lampung地区において抗マラリア植物の採集を行った。採集はインドネシアの文献に記載してある抗マラリア植物、現地を案内してくれた土地の古老あるいは生薬に詳しい医者が使用している抗マラリア植物、さらにキニーネの例にならい樹皮をなめ苦味を示す植物について行った。さらに市内の生薬店て販売されでいる抗マラリア植物を購入した。採集した植物21種をボゴールに持ち帰り、ボゴール植物園に勤務している海外協同研究者による種の同定を行った。 帰国後民間薬として一般的な方法である熱湯で植物の抽出を行った。抽出液をイヌマラリアであるイヌバベシア症感染赤血球を用いたin vitro実験にかけることにより、植物の抗マラリア薬効を見た。 抗マラリア活性を示す植物については熱湯抽出液の溶媒による振り分け、種々のクロマトグラフィーを用いた分画精製により活性物質の単離を行っている。現在5種の抗マラリア物質の構造を決定した。なお、この際生物検定にはイヌマテリアであるイヌバベシアを用いているが構造決定された化合物についてはヒトマラリア原虫を用いるため、その生物検定法の技術を確立した。
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