2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13574014
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小林 愼太郎 京都大学, 農学研究科, 教授 (20026602)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水野 啓 京都大学, 農学研究科, 助手 (10260613)
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Keywords | 国際研究者交流 / インドネシア / ジャカルタ首都圏 / ジャカルタ首都圏 / 都市化 / 農地転用 / リモートセンシング / ミクロモデル |
Research Abstract |
本年度は,研究開始にあたって海外共同研究者・国内研究協力者らとの研究推進体制ならびに現地調査の支援体制を確立するとともに,分析に用いる空間情報データベースおよび統計データベースの整備をおこない,またジャカルタ首都圏を対象にした土地利用変化モデル構築のための現地調査を実施した。 インドネシアからはボゴール農科大学(IPB)Ernan Rustiadi氏ならびに同国航空宇宙局(LAPAN) Ratih Dewanti氏の2名をそれぞれ約3週間京都大学に招聘し,研究のフレーム,事例地域の選定,モデリング手法等について討議するともに,衛星画像ならびに各種地図情報のGISデータベース化をおこなった。また,これまで研究代表者らが収集した統計書等を基に,インドネシア全土の県レベル統計データベースの構築を進めた。 ジャカルタ首都圏における調査は,2001年10月〜12月にかけて小林,水野ならびに研究協力者の大学院生2名により,IPB, LAPANおよび住宅/地域整備省などの協力・支援を得て実施した。今回は1)衛星画像によるジャカルタ首都圏(Jabotabek)の広域的な土地利用・被覆変化の把握, 2)近郊農村における土地利用変化の実態把握と所有者アンケートによる農地転用ミクロモデルの開発,の二つを主な課題とした。1)についてはLAPAN所蔵の衛星画像データを処理するとともに,Bekasi県を中心に分類のためのグランドトゥルース情報の収集をおこなった。2)については,近年宅地開発が進んでいるボゴール近郊のCiampea郡を対象に,土地取引ならびに農地転用の過程を調査したうえで,住民および土地所有者を対象としたアンケート調査をインタビュー形式でおこない,土地の利用意向を土地ならびに個人の属性によって説明する非集計モデルの構築を試行的におこなった。
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