2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13574014
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小林 愼太郎 京都大学, 地球環境学堂, 教授 (20026602)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西前 出 京都大学, 地球環境学堂, 助手 (80346098)
水野 啓 京都大学, 地球環境学堂, 助手 (10260613)
|
Keywords | 都市化 / 土地利用変化 / JABOTAEEK / 都市近郊農地 |
Research Abstract |
本年度は,前年度に引き続きジャカルタ首都圏における土地利用変化の分析を進めるとともに,他の都市圏域における事例研究の検討,空間計画法を中心とした制度面からの考察,データベース構築などを行った。 ジャカルタ周辺地域(JABOTABEK)における土地利用変化分析は,前年度に実施した現地調査ならびに衛星画像解析に基づいて,ジャカルタ東部、ブカシ県における1988年〜2000年の土地利用・被覆分類を行い,都市的土地利用の拡大過程を明らかにするとともに,空間的重心および分散指数を用いて都市化進行の空間的傾向を定量評価した。また,同じく前年度に実施したボゴール近郊のチアンペア郡における農地転用実態についての聞き取り調査結果を分析し,農地所有者の土地取引や購入者の土地利用に関する意思決定構造を,多項ロジットを用いて明らかにする研究をとりまとめ,農村計画学会誌に投稿した。 さらに,地方都市圏域における土地利用変化の実態分析を行うにあたり,03年1月〜2月に西ジャワ州チアンジュール県,中部ジャワ州ジョグジャカルタ市周辺,バンカブリトゥン州パンカルピナン市周辺などにおいて現地調査と基礎データ収集を実施した。また,居住・地域整備省国土計画局において,1992年制定の空間計画法に基づく、拡大ジャカルタ首都圏(JABODETABEK-PUNJUR)を対象とした特定地域空間計画策定の現状を聞き取り調査し,土地利用変化が地域環境にもたらす影響の評価と,それに対する法的制御のあり方を検討した。 また,02年10月および03年2月に海外共同研究者のEko Cahyono氏(パンカルピナン市計画局長),Bambang Trisasongko氏(ボゴール農科大技官),Muhammad Dimayti氏(居住・地域整備省国土計画局)をそれぞれ2週間京都大学に招聘し,空間ならびに統計データベースの構築,斉地域における事例研究の報告などを行った。
|
Research Products
(3 results)
-
[Publications] Dae Sik Kim, Kei Mizuno, Shintaro Kobayashi: "Analysis of Land-use Change System Using the Species Competition Concept"Landscape and Urban Planning. 58. 181-200 (2002)
-
[Publications] Izuru Saizen, Kei Mizuno, Shintaro Kobayashi: "Effects of land-use master plans in the metropolitan fringe of Japan"Proceedings of the 4th International Workshop on Sustainable Land Use Planning, Wageningen. (2002)
-
[Publications] Dae Sik Kim, Kei Mizuno, Shintaro Kobayashi: "Modeling Urbanization by Accessibility in Rapid-Growth Areas"Journal of Urban Planning and Development. 129・1. 45-63 (2003)