2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13574014
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Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
小林 愼太郎 京都大学, 地球環境学堂, 教授 (20026602)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西前 出 京都大学, 地球環境学堂, 助手 (80346098)
水野 啓 京都大学, 地球環境学堂, 助手 (10260613)
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Keywords | インドネシア / JABOTABEK地域 / 都市化 / 土地利用変化 / 農地転用 |
Research Abstract |
昨年度までに実施したジャカルタ首都圏(JABOTABEK地域)、ジョグジャカルタ特別市、西ジャワ地域等での現地調査ならびに画像解析、各種モデル分析の結果を総括し、インドネシアの大都市および地方都市周辺部における土地利用変化の実態とその要因を明らかにすると共に、海外共同研究者(ボゴール農科大学農学部Sunsun講師)を招へいし、同国における空間計画制度や地域開発施策についての現状と課題を整理した。 具体的な研究実施内容は以下の通りである。 (1)空間・統計データベースの整備(小林、西前、Dimyati、Ratih):前年度に引き続き、衛星画像、航空写真、ディジタル地図、統計資料などのGISデータベース化と、その汎用的利用に向けたインターフェイス開発を進めた。 (2)西ジャワにおける生産配置モデルの開発(水野、Sunsun、Rustiadi):昨年度実施した西ジャワ地域における農地利用の実態調査ならびに各種統計資料、GISデータにより、高原野菜を中心とした付加価値の高い作物生産が盛んな同地域において、もっとも効率よく地域の農業収益を向上させるための産地形成のあり方を示すモデルを構築し、それを核とした農村土地利用秩序の確立について検討した。 (3)空間計画制度と地域開発施策の検証(水野、Dimyati、Cahyono):空間計画法に基づく州・県・都市の各レベル(とくに拡大首都圏:JABODETABEK-PUNJUR地域)における計画策定の現状と課題を整理し、併せて地方分権に伴う地域整備・開発施策の方向性について、新設の州・市であるバンカブリトゥン州パンカルピナン市を事例に検証し、地域空間秩序を構築する上での法整備や各種制度・事業のあり方を具体的に検討した。
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Research Products
(1 results)