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2001 Fiscal Year Annual Research Report

ニンニク祖先種の解明

Research Project

Project/Area Number 13575020
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

衛藤 威臣  鹿児島大学, 農学部, 教授 (10041659)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岩井 純夫  鹿児島大学, 農学部, 教授 (50295276)
Keywordsニンニク / 祖先種 / Allium tuncelianum / 染色体 / 核型 / トルコ
Research Abstract

ニンニクの祖先種解明のため、トルコで最近発見された野生種Allium tuncelianumをトルコ東部で2001年夏に探索・収集した。11カ所でA. tuncelianumと思われる植物を収集したが、うち3カ所収集した植物のみがA. tuncelianumと、イスタンブール大学のOzhatay教授によって同定された。収集植物は開花期直後で、同定困難な面がありたが、他の2カ所の植物がA. tuncelianumである可能性が残った。他は異種と判断された。
収集した植物は球根の形で日本に持ち帰り、鹿児島大学で2001年秋に植え付け、生育させ、詳細を調査している。3ヵ所で収集されたA. tuncelianumの染色体を先ず調査した。ニンニクは染色体を16本持つが、2ヵ所で収集されたA. tuncelianumが16本、残り1カ所で収集されたのが32本の染色体を有していた。従って、後者は倍数体であった。A. tuncelianumである可能性が残った2ヵ所の植物は、一方が16本、他方が32本であった。
ニンニクの染色体の核型は特徴があり、10本が長い中部動原体染色体、4本が特徴ある付随体染色体、2本が短い次中部染色体である。収集した植物の核型は変異が見られたが、いずれもニンニクの付随体染色体に似た染色体を有し、ニンニクとの関連が推定された。
収集した植物の形態・生態については現在調査中であるが、いずれも寒さに敏感な寒地型ニンニクに似た生態を示す。ニンニクの野生種或いはニンニクの中で最も原始的とされる系統は同じ生態を示す事を合わせて考えれば、興味深い。
DNAマーカーによるニンニクとの比較を試みつつあるが、植物体の生育が冬季で不十分なため、まだ詳しいデータは得られていない。次年度に行う予定である。

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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