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2001 Fiscal Year Annual Research Report

現代四国遍路に関する実態的調査研究

Research Project

Project/Area Number 13610030
Research InstitutionTaisho University

Principal Investigator

星野 英紀  大正大学, 人間学部, 教授 (00054669)

Keywords四国遍路 / 接待 / 四国霊場会 / 四国遍路体験記 / 歩き遍路
Research Abstract

13年度のおいての具体的成果は四国遍路道沿いの住民に対するアンケート調査の実施である。徳島県の遍路道沿いの住民約270名に対して20項目にわたるアンケート調査を行った。その主たる目的は、接待に対する四国住民側の実態を探ろうとすることであった。その結果の概要としては、接待内容としては現金が一番多いこと、接待動機としては「激励」と回答する者がもっとも多いこと、数多くの接待体験者自身が自らもまた四国遍路経験者であることなどが判明した。このなかで接待動機は伝統的な観念が薄れていることなどが明確になった。
遍路体験記の出版は相変わらず数多くみられる。それらについては可能な限り逐次入手し、必要と思われる部分をメモ取りしデータベース化している。特に、歩き遍路の神聖体験、接待体験、沿道住民や札所などの対歩き遍路対応などについて注目をした。これらについては14年度中に出版予定の論考において順次発表していく。
四国札所寺院の連合組織である四国霊場会は、現代の四国遍路のあり方について、ますます大きな影響力を持ちつつあり、その傾向は今後も続くものと見られる。ところが霊場会の歴史的な経過と役割については、不明な点が多い。そのため、本年度は資料収集を開始した。今後もこの点について関心を持続していく予定である。
関連文献については四国四県の有力図書館、博物館などをチェックし数多くの必要文献をチェックすることができた。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 星野英紀: "巡礼ブームの東と西"大法輪. 3月号. 138-141 (2002)

  • [Publications] 星野英紀: "四国遍路の宗教学的研究"法蔵館. 417 (2001)

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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