2001 Fiscal Year Annual Research Report
ワーク・ファミリー・コンフリクト,企業内諸施策および組織文化をめぐる総合的研究
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13610170
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Research Institution | Komazawa Women's University |
Principal Investigator |
吉田 悟 駒沢女子大学, 人文学部・人間関係学科, 助教授 (70279701)
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Keywords | ワーク・ファミリー・コンフリクト / ワーク・ファミリーに関する企業内諸施策 / ワーク・ファミリーに関する組織文化 / キャリア発達 / 配偶者の仕事の影響 / 子供の発達への影響 |
Research Abstract |
本年度は、(1)"ワーク・ファミリー・コンフリクト"に関する先行研究,(2)"ワーク・ファミリー・コンフリクト"および"仕事と家族生活の両立"に関連する組織文化などの尺度化、(3)調査に向けての調査票の作成および研究対象者の特定、を行った。調査自体は、次年度に行うこととした。 まず、先行研究の検討を徹底して行い、理論化、尺度構成などもあわせて進めた。ワーク・ファミリー・コンフリクトおよび"仕事と家族生活の両立"に関連する組織文化に関する構成概念を明らかにするために先行研究を検討して、構成概念に忠実な尺度を構成した。また、ワーク・ファミリー・コンフリクトの規定要因,ワーク・ファミリー・コンフリクトが及ぼす可能性がある職務満足,生活満足,精神健康,欠勤傾向,退職傾向などの心理学的結果変数などを先行研究の検討を通して特定した。以上の成果の一部は、まとめられ、本年度に提出された学位論文の一部に含まれた。 文献レビューと尺度構成を終えたので、本年度中に調査票を作成し、次年度に大規模なサーベイ調査(郵送調査)を行うこととした。中学生とその両親を対象にして、東京区部3000世帯(住民票から無作為抽出)を対象にサーベイ調査を、次年度の6月から7月にかけて実施することとした。調査票は、両親用(夫・妻用)と子供用(中学生)の3種類をすでに作成済み、印刷済みである。従来本研究領域においては、就業者自身のワーク・ファミリー・コンフリクトの把握・分析に専ら焦点があてられ、夫婦間での影響(クロス・オーバー効果)に関する把握・分析、さらには両親のワーク・ファミリー・コンフリクトが子供に及ぼす影響、については、ほとんど検討されてこなかった。両親・子供をセットとして把握しようと試みた調査も皆無である。
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