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2002 Fiscal Year Annual Research Report

沖縄におけるディアスポラのライフコース-ホスト社会との関係性をめぐって-

Research Project

Project/Area Number 13610211
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

安藤 由美  琉球大学, 法文学部, 教授 (60232104)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 金城 宏幸  琉球大学, 法文学部, 助教授 (50274874)
石川 友紀  琉球大学, 法文学部, 教授 (10044843)
鈴木 規之  琉球大学, 法文学部, 教授 (60253936)
Keywords沖縄 / ディアスポラ / ライフコース / エスニック・マイノリティ
Research Abstract

本研究が明らかにしようとしているのは、沖縄におけるエスニック・マイノリティの人びととホスト社会としての沖縄社会の関係性である。沖縄社会はどのようにエスニック・マイノリティの人びとと関係を結んできたのかを調査によって明らかにし、グローバル化の中で今後の沖縄はどうあるべきかを考えていく素材としたいと我々は考えている。そのために、今年度は、沖縄におけるエスニック・マイノリティの全体像をまず統計調査によって把握し、次いで、彼らが沖縄社会への定住過程で直面してきた諸問題についての質的調査を行った。統計調査では、琉球大学法文学部社会学専攻課程の2年次の学生および大学院生とともに、アンケート式の質問票を用いた調査を行い、有効票157票(うち外国人56票、日系人101票)を得た。統計調査における質問項目は、移住・移民を中心とする本人の属性、沖縄の人との交際の有無、地域生活、出身国の行事・イベントへの関わり方、沖縄文化への関心、子どもの教育をめぐる期待と直面している問題、自治体サービスの活用状況、そして米軍基地に対する意識などである。沖縄の定住外国人を対象とするこの種の統計調査は、これまで行われたことがなかったものである。質的調査は予備調査的なもので、13票を得ることを目標に、インタビュー調査を現在も続けている。ここでは、移動のきっかけと手段、生活環境、沖縄や出身国に対するこだわり、ディアスポラ・アイデンティティに関わる民族へのこだわり、遊びなどの日常生活、そして米軍基地に対する意識について、対面式の聞き取り調査を行った。2003年度は、統計調査のデータ整理と分析を進め、そこから立ち上がってくる課題に即して質的調査を継続させていく予定である。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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