2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13610216
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
石川 洋明 名古屋市立大学, 人文社会学部, 助教授 (20201915)
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Keywords | 子ども虐待 / 暴力 / 予防教育 / 予防(第一次防止) / 評価研究 |
Research Abstract |
本年度の研究実績は、以下の通りである。 1.予防教育プログラム実施時アンケートの再分析(継続) 本研究の協力機関より、当該機関が過去におこなったアンケート(予防教育プログラムの実施時に参加児童に配布・回収したもの)の追加分をご送付いただき、引き続き再分析をおこなった。方法は昨年度のものを継続し、郵送していただいたアンケートをコードィングフォーマットにしたがってコーディングし、解析をおこなった。 2.質問紙調査実施方法についての検討 本研究の協力機関との打ち合わせをおこない、質問紙調査の実施方法について検討した。調査の対象年齢(学年)、実施時期、複数回調査を通じての同一回答者の回答用紙の特定をプライバシー保護と両立させつついかにおこなうか、などの技術的問題と、質問紙の構成、文言など調査内容の問題について検討した。調査協力機関からは多くの重要な意見が出され、それを勘案した結果、質問紙の構成を一部変更し、調査対象者である小学生にも親しみやすいよう工夫することが合意された。また、本格的調査実施を来年度として実施に万全を期すこと、本年度はプレ調査のような形で質問紙の検討をさらにおこなうことでも合意した。 3.プレ調査 上記の合意を受け、協力機関のご助力のもと、質問紙の暫定版を使用した小規模なプレ調査をおこなった。指標の文言、調査の所要時間の短縮などの点で、なお検討が必要であることが明らかになった。
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