2002 Fiscal Year Annual Research Report
社会ネットワークの進化過程evolving process分析
Project/Area Number |
13610253
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Research Institution | Konan University |
Principal Investigator |
平松 闊 甲南大学, 文学部, 教授 (30030042)
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Keywords | 社会ネットワーク / 進化過程 / 友人選択 / シミュレーション / モデル構築 / データ分析 / 数理モデル |
Research Abstract |
社会ネットワークのevolving processについて、とくに友人ネットワークの動態分析を理論、実証両面から探る研究を、オランダの研究者と協同でおこなっている。理論面では、シミュレーション手法を使いながら、友人形成過程モデルの開発、発展をおこなっている。この点では、2002年3月に刊行された『甲南大学紀要』121号に、「不完全情報下のネットワーク形成」と題して、出版した。 実証面では、モデルのパラメタ推定のために、日本、オランダ、フランスの大学生を対象として、新たなデータ収集をおこなった。これらの実をあげるため、2002年夏に、海外研究をオランダ、フランスの共同研究者とともにおこなった。オランダでは、F.Stokmanらとの共同執筆の打ち合わせ、フランスでは、協同データ収集のための打ち合わせをおこなった。この協同研究の1つの成果として、2003年3月に刊行される『甲南大学紀要』に「類は友を呼ぶ-友人形成過程に影響を与えるメカニズムの解明に向けて-」と題して出版される。これは、1997年の日本とオランダの大学生データを、共同論文にまとめ、欧文ジャーナルに投稿する予定の草稿の一部を筆者の責任でまとめたものである。
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Research Products
(2 results)