2002 Fiscal Year Annual Research Report
ホームヘルパー養成研修の質的側面を評価する測定尺度の開発に関する実証的縦断研究
Project/Area Number |
13610260
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Research Institution | Daiichi Welfare University |
Principal Investigator |
中山 幸代 第一福祉大学, 人間社会福祉学部, 教授 (10310351)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川元 克秀 埼玉大学, 教育学部・生涯学習課程, 助教授 (70291135)
堀田 美鈴 千葉県立衛生短期大学, 第1看護学科, 教授 (00157083)
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Keywords | ホームヘルパー / 養成研修 / 評価 / 質的研究 / 縦断研究 / 尺度開発 / 実証研究 / 要因分析 |
Research Abstract |
本研究は,現在実際に活動しているホームヘルパーに対する現任研修に関し,1)研修効果の質的側面を評価する概念枠組みを新たに設定すること,2)その枠組みに含まれる概念の測定尺度を開発すること,3)効果評価結果を基にした有効な研修プログラムを開発することの3点について,実証的かつ縦断的に検討を行なうことを目的とした。 以上のような研究目的のもと,本年度は,分析データの追加収集と,収集されたデータの分析を行なった。具体的な分析データは,15の研修実施主体が実施する「ホームヘルパー養成研修」の参加者を対象とした調査から得られた計量的データを分析した。分析には,t検定,重回帰分析,因子分析などの数理統計学的手法を用いた。 分析の結果,ホームヘルパー養成研修によって受講生に認められた変容は,ヘルパーとして求められる理念的側面についてのものというよりも,ヘルパーとしての基本的知識や技術や行動姿勢についてのものであることが明らかにされた。また,本研究が開発した新たな効果評価手法が,実践現場での使用において有用である可能性が高いことが示唆された。さらに,ホムヘルパーの変容には,研修実施主体や講師による学習方法上の工夫が少なからぬ影響を及ぼす可能性が高いことが示唆された。 今後は,本研究が開発した効果評価指標をもとに,さらに有効な養成研修プログラムとカリキュラム,さらには教育方法を開発することが課題である。
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