2003 Fiscal Year Annual Research Report
在外日本人の自我構造と社会的アイデンティティ-国際化社会における「個」とは何か-
Project/Area Number |
13610341
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research of Japan(NIER) |
Principal Investigator |
岩崎 久美子 国立教育政策研究所, 生涯学習政策研究部, 総括研究官 (10259989)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
相良 憲昭 京都ノートルダム女子大学, 副学長 (90170620)
立田 慶裕 国立教育政策研究所, 生涯学習政策研究部, 総括研究官 (50135646)
河合 久 国立教育政策研究所, 研究企画開発部, 企画調整官 (30214589)
岩橋 恵子 志學館大学, 文学部, 教授 (70248649)
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Keywords | 自我 / 社会的アイデンティティ / 国際化 / 個 / 日本人 |
Research Abstract |
研究の最終年度により、中間報告(フランス・インタビュー資料集)を取り込み、下記内容に基づき最終報告書を作成した(報告書体裁:A3判394頁)。 1.アイデンティティに関する論考 ・研究の基本的な視点である「アイデンティティ考-その強さと弱さ-」(相良憲昭)、「アメリカにおける日本人のアイデンティティと言語が果たす役割」(エツコ・オバタ・ライマン:講演依頼に基づく執筆)、「アイデンティティを希求する社会」(研究代表者:岩崎久美子)を掲載。 2.在米日本人アメリカ(アリゾナ州フェニックス)調査(平成14年度実施) ・アメリカアリゾナ州フェニックスにおいて質問紙調査を実施。質問紙の企画作成は研究代表者、現地での調査実施、分析・執筆は、主にエツコ・オバタ・ライマンによる。 ・質問紙回答者は45名。うち8名に研究代表者が渡米しインタビュー調査を実施、調査内容について執筆。 ・質問紙調査結果の単純集計を資料として添付。 3.在仏日本人インタビュー調査(平成13年度-14年度実施) ・平成13年度2回、平成14年度1回の渡仏により、22名のフランス・パリ滞在者に日本人としてのアイデンティティ、自我意識の変遷、日本社会や日本の教育に対する意見について、半構成的インタビューを実施。その結果をテープ起こししモノローグ形式で原稿化。報告書用にインタビュー原稿内容の加筆修正を依頼し、匿名希望の有無を確認。必要に応じ追加事項のインタビューを実施。 ・上記インタビュー調査について、「問題の所在」「調査方法」「分析・考察」を掲載し、併せて22名のインタビュー内容を資料として添付。 以上、アメリカ、フランス在住者の日本人としてのアイデンティティや個の意識について、調査から考察を試みた。
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