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2004 Fiscal Year Annual Research Report

江戸幕府成立期の対外関係文書と対外政策の研究

Research Project

Project/Area Number 13610375
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

太田 勝也  筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 教授 (30072424)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中山 伸一  筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 教授 (60155885)
Keywords鎖国 / 糸割符 / 異国朱印状 / 朱印船 / 奉書船 / 長崎出島 / 南蛮船 / 切支丹
Research Abstract

1 江戸時代成立期の対外関係文書・記録の調査・収集→(1)九州大学文学部九州文化史研究所所蔵の関係文書・記録.(2)長崎県立長崎図書館郷土史料室所蔵の関係文書・記録.(3)大阪府立中之島図書館所蔵の関係文書・記録.(4)堺市立中央図書館所蔵の関係文書・記録の調査・収集を実施した。
2 江戸時代成立期の対外関係文書・記録に関するデータベースの作成→既に開発済みのマルチ年表作システム(中山伸一教授との共同開発)を用いて、(1)対外関係書簡.(2)対外関係法令.(3)対外関係事件等についての年表データベースを作成した。
3 上記のデータベースを利用して、(1)幕府成立期の対外関係書簡.(2)幕府成立期の対外関係法令に等ついての整理と検討を行った。幕府成立期の対外関係書簡の伝来状況については、数の上では、家康の支配時代のもが最も多く、秀忠、家米の支配時代になると、目立って数が減少している実態が明らかなった。このような、書簡の伝来(残存)の状況は、外国との交渉の頻度を示すものである。すなわち、秀忠、家光の支配時代になると、家康の時のような活発な外国との交渉が見られなくなる。そして、外国からの書簡の内容で特に注目されるのは、日本船・日本人との間で起きている紛争に関する抗議である。このような事態から、例えば、所謂寛永の「鎖国令」に見られる日本船・日本人の異国渡海禁止の措置などを考えなくてはならないと思われる。幕府による対外関係法令はかなりの数にのぼるが、その正文の伝来は殆どなく、現時点では、転写きれたものを見るよりない状況である。しかし,転写のもの相互の比較検討を行ってみると、文言に微妙な相違も見られる場合もあり、また、法令の宛先が誰であるのかなど、微視的に検討を必要とする実態が明らかになってきた。

  • Research Products

    (2 results)

All 2005 2004

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 近世長崎貿易の数的研究(2)-寛永16年の唐船からの輸入品の分析-2005

    • Author(s)
      太田勝也
    • Journal Title

      歴史情報 9

      Pages: 1-20

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] 近世長崎貿易の数的研究(1)-寛永14年の唐船積荷の分析-2004

    • Author(s)
      太田勝也
    • Journal Title

      歴史情報 8

      Pages: 1-12

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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