2001 Fiscal Year Annual Research Report
中国新疆ニヤ遺跡と周辺遺跡の比較研究、及び発掘調査で得られた写真資料の整理・保存
Project/Area Number |
13610433
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
蓮池 利隆 龍谷大学, 文学部, 講師 (50330022)
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Keywords | カローシュティー / ニヤ遺跡 / データベース |
Research Abstract |
「中国新疆ニヤ遺跡と周辺遺跡の比較研究、及び発掘調査で得られた写真資料の整理・保存」について 日中共同ニヤ遺跡調査の業績などは遺跡分布調査、住居址・寺院址発掘、生産工房発見、新たなカローシュティー木簡採集など多岐にわたる。これらの成果を有機的・総合的に研究するためには総合的なデータベースが不可欠である。例えば、どの遺跡のどの場所からどのような遺物が出土したのか、特定のカローシュティー木簡がどの遺跡群から多く出土したのか、といった観点からの検索が可能とならねばならない。この目的に向けてコンテンツ資料の作成を行っている。 科研費の大部分を占めるフィルム複写に関しては 4の5判(84点) 224,910円(税込み) ブローニ判(112点) 199,920円(税込み) 36mm判(94点) 49,950円(税込み) 上記のように佛教大学所蔵の遺跡・遺物写真中、特に重要なものについて複製を作成し、整理・保管している。また同大所蔵の調査記録写真については、現在、フィルム・スキャナを使用してデジタル化作業を進めている。設備備品予算は、このフィルム・スキャナ購入で消化済みである。来年度前期にはCDに収録してデジタル化を終了する予定。後期にはカタログ用プレビュー画像作成とデータベースコンテンツの編集作業を行う。以上の作業と並行して、今年度8月(18日から31日)にはベルリン国立図書館、9月(1日から15日)にはロンドンのブリティッシュライブラリーでカローシュティー木簡資料の調査を実施した。
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Research Products
(2 results)