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2001 Fiscal Year Annual Research Report

遺構計測法の効率化ならびに体系化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 13610479
Research InstitutionNational Research Institute Cultural Properties, Nara

Principal Investigator

小澤 毅  独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所, 飛鳥藤原宮跡発掘調査部, 主任研究官 (00214130)

Keywords遺構計測 / 測量 / 奈良文化財研究所 / 小篠宿 / トータルステーション
Research Abstract

本研究は、近年のコンピューターや測量機器の急速な進歩にもかかわらず、それらを生かした発掘遺構計測法が充分に確立されていない現状に鑑み、機器類の発達と普及の水準に対応した新しい計測方法の体系化とその共有化を図ろうとするものである。
上記の目的を達成するために、まず、初年度にあたる本年度は、過去から現在までの発掘遺構計測法に関する収集・整理作業を開始した。とくに、奈良文化財研究所(奈良国立文化財研究所)での40年近くにおよぶ発掘調査事例を中心に、平板測量から遣方測量、そして現在のトータルステーションやGPSを用いた測量にいたる計測法の変遷を整理し、それぞれの得失を具体的に比較する作業をおこなった。この対象には、筆者が関わった新規開発を含む機器の選定と、より効果的な運用をめざした過去の試行結果が含まれている。
また、これらが実際に充分な有用性をもつかどうかを確かめる意味で、大峰山系の稜線上、標高約1600mに位置する江戸時代の宿坊(小篠宿)跡の測量調査を実施した。平地に比べて使用できる器材の数量が限定される厳しい条件下で、広大な面積を対象に、いかに能率的な作業が進められるかのテストとなり、多くの成果を挙げることができた。
このほか、上記の作業と並行して、各地における発掘遺構計測法の実態を把握するために、山陰、東海など現地での資料調査を開始した。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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