2004 Fiscal Year Annual Research Report
「身体部位・身ぶり」に関わるドイツ語連語関係記述のための基礎的研究
Project/Area Number |
13610629
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
恒川 元行 九州大学, 大学院・言語文化研究院, 教授 (70197747)
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Keywords | 身体部位表現 / 身ぶり表現 / 連語関係 / コロケーション / 辞書記述 |
Research Abstract |
1.「電子化の対象とした文学作品」リストの作成 身体部位表現を収集するためにこれまで電子化してきた約100冊のドイツ語文学テキスト(過去約30年間に「ドイツ青少年文学賞」を受賞、またはその候補となった作品)を整理し、リストにまとめた。 2.「からだことば(一般)」リストの作成 本研究において事例収集の対象とした「身体部位・身ぶり表現」のドイツ語キーワードを整理し、リストにまとめた。 3.「Herr der Diebeのからだことば」リストの作成 電子化した文学作品(上記1)のうち、身体部位語が極めて多量に含まれている作品としてFunke, Cornelia : Herr der Diebe. Hamburg, 2000を選び、この作品に含まれる本研究の対象となった身体部位語、およびその出現頻度をリストにまとめた。 4.「Herr der Diebeのからだことば」の抽出と整理 Funke, Cornelia : Herr der Diebe. Hamburg, 2000に見られる身体部位語の事例をすべて拾い出し、統語的・意味的基準に基づいて配列する作業を行った。この配列(および見出し語の選定)作業には、恒川(2003)、恒川(2004)で行った考察が下敷きとしてあるが、本年度の作業では記述を簡略化し、身体部位語(名詞)と動詞との統語関係に基づく配列に限定した。 5.成果報告書の作成 上記1-3のリスト、および4のデータをまとめ、最終成果報告書を作成した。
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