• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2001 Fiscal Year Annual Research Report

ヴィーコにおける法学の構想の再検討-『弁論術講義』を中心とする総合的研究-

Research Project

Project/Area Number 13620012
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

児玉 寛  九州大学, 大学院・法学研究院, 教授 (70192060)

Keywordsヴィーコ / 法学 / ローマ法 / 弁論術 / レトリック
Research Abstract

本年度は、ジャン・バッティスタ・ヴィーコの『1741年度弁論術講義』(ラテン語・イタリア語対照版)を解読するために不可欠な二つのデータを作成する作業を行った。
その第1は、本講義で引用されているギリシャやローマの文学資料の出典を確定する作業である。Aristoteles, Cicero, Quintilianusからの引用が多数にあることは予想どおりであつたが、HoratiusのArs poetica, Carmina, VirgiliusのAeneis, Eclogae, Georgicaからの引用も相当数あることは、意外でもあった。
その第2は、出典を明示せずに本講義で言及されているローマの法律家のテクストを確定する作業である。言及されていると思われる法文を特定できたのは、6箇所にすぎず、いずれも出典は『学説彙纂 Digesta』であった。次年度は、『普遍法II diritto universal』で引用されているローマ法文を手掛かりにして、特定の精度をさらに高める作業を予定している。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi