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2001 Fiscal Year Annual Research Report

金融仲介者の時代における金融取引法理の日米比較

Research Project

Project/Area Number 13620052
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

木南 敦  京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (30144314)

Keywords金融取引法 / 金融仲介者 / 金融取引 / アメリカ
Research Abstract

資金提供者と投資決定者の間で分業が見られるようになると、金融仲介者の中には、このような分業において資金提供者のための代行決定者の役割を果たす者があらわれる。このようになると、代行決定を適切なものにするには、金融仲介者の行動を規律するのみならず、適切なものと考えられる代行決定の結果をあらかじめ確定して、その結果を資金提供者の期待の内容と見て、取引に適用される法の内容に取り込むことも必要となる。そのためには、取引の種類と内容から取引実態を把握すること、代行決定される事柄を適用される法理を踏まえて金融仲介者と資金提供者の間の金融取引を理解すること、および、適切な決定内容を確定することが欠かすことができない。本研究は、金融仲介者の時代の金融取引の特徴を踏まえて、それに適用される法理を日本とアメリカとを比較しながら解明することを目的としている。
平成13年度には、各種のDVD-ROMとオンラインで提供されているデータベースを購読して、金融仲介者の活動に関する資料とデータを収集したさらに、聞き取り調査を実施した。このようにして収集したデータを整理して、金融仲介者がこのような分業において果たしている役割の実状の把握につとめた。他方、アメリカにおける研究の成果を利用するため、金融仲介者の役割を理解するのに必要な関連する資料を収集した。このような資料を利用して、資金提供と投資決定との分業における金融仲介者について理解を深めた。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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