2001 Fiscal Year Annual Research Report
ナショナリズムの「プライド」と「アイデンティティ」-冷戦後民族紛争からの考察-
Project/Area Number |
13620091
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
木村 幹 神戸大学, 大学院・国際協力研究科, 助教授 (50253290)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
余 項科 静岡県立大学, 国際関係学研究科, 講師 (30322358)
河原 祐馬 愛媛大学, 法文学部, 助教授 (50234109)
玉田 芳史 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 助教授 (90197567)
横山 豪志 筑紫女学園大学, 文学部, 講師 (80320381)
植村 和秀 京都産業大学, 法学部, 助教授 (10247778)
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Keywords | ナショナリズム / アイデンティティ / 民族紛争 / 近代化 / 冷戦 |
Research Abstract |
研究代表者及び研究分担者は、本補助金に基づいて以下のような研究を行った。 まず、共同の作業としては、平成13年5月19日、10月27日、12月15日、及び、平成14年3月2日の4回に渡り、何れも京都大学を会場として、「ナショナリズムの『プライド』と『アイデンティティ』研究会を行い、研究状況の確認と、前提となる研究分析方法に対する確認作業を行った。 また、以上のような研究状況の確認の結果として、研究代表者及び研究分担者は以下のような、研究を行い、その成果を論文・研究会報告等の形で公表した。 ○木村 幹「『正統保守野党』の変質と『東亜日報グループ』の政治的解体・韓国における『権威主義的』体制成立を巡る-考察」『国際協力論集』第9巻第2号、2001年、127-156頁 ○木村 幹「脱植民地化と「政府党」-第2次世界大戦後新興独立国の民主化への-試論」『国際協力論集』第9巻第1号、2001年、137-168頁 ○玉田芳史「タイの近代国家形成」『岩波講座東南アジア史5東南アジア世界の再編』岩波書店、2001年、213-235頁 ○横山豪志「インドネシア再考」2002年1月22日京都産業大学総合学術研究所共同研究プロジェクト「異なる『世界史』像間の対話-ナショナルアイデンティティ危機の比較政治学的考察」研究会 これらに加え、研究代表者は、以下の論文等を執筆し、その掲載を許可されている。 ○木村 幹「97年末通貨危機と韓国ナショナリズム」(関西大学法学研究所より研究報告書の形式で公表予定) ○木村 幹「『高宗』から見た韓国併合-韓国近代史に位置づける」(立教大学、The Journal of Pacific Asia、より日英両国語で公表予定) ○木村 幹「自由党体制の成立と崩壊-韓国における最初の『権威主義的』体制-」(神戸大学、『国際協力論集』より公表予定)
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 木村 幹: "脱植民地化と『政府党』-第2次世界大戦後新興独立国の民主化への-試論』"国際協力論集. 9巻1号. 137-168 (2001)
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[Publications] 木村 幹: "『正統保守野党』の変質と『東亜日報グループ』の政治的解体・韓国における『権威主義的』体制成立を巡る-考察"国際協力論集. 9巻2号. 127-156 (2001)
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[Publications] 木村 幹: "97年末通貨危機と韓国ナショナリズム"関西大学法学研究所研究報告. (未定). (2002)
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[Publications] 木村 幹: "『高宗』から見た韓国併合-韓国近代史に位置づける"The Journal of Pacific Asia. (未定). (2002)
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[Publications] 木村 幹: "自由党体制の成立と崩壊-韓国における最初の『権威主義的』体制-"『国際協力論集』. 9巻3号(未定). (2002)
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[Publications] 玉田 芳史: "タイの近代国家形成"『岩波講座東南アジア史5東南アジア世界の再編』 岩波書店. 213-235 (2001)