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2002 Fiscal Year Annual Research Report

メンテナンス・プロセスの会計管理とメンテナンス・コストの会計処理に対する研究

Research Project

Project/Area Number 13630168
Research InstitutionHiroshima Prefectural University

Principal Investigator

河野 充央  広島県立大学, 経営学部, 助教授 (50234711)

KeywordsEタイプソフトウェア / 進化 / メンテナンス / Lahmanの法則 / 送工東法 / フィードバックコントロール / メンテナンス工数 / メンテナンスコスト
Research Abstract

「研究日的」で示したメンテナンス工数予測モデルの精度の検証およびその精緻化に関しては,いくつかの企業の事例を研究したが,当初予定した直接的成果は得がたかった。なぜならば,リリースプロセスは,ベンダーにとっては,ユーザー側に対してシークレットの部分要素が多く存在し,特に工数情報に関してはこれを完全に入手することは不可能だった。しかしながら,ソフトウェアプロセスの進化の研究を通して,これが組織の進化を形成するということが明らかにされ,システム・ソリューションによるビジネスプロセスの形成過程を観察することができた。これは大きな収穫であり,現在執筆中の図書にこの内容を反映させている。また,システム・ソリューションの会計管理の方法として,本研究によって得たメンテナンス工数管理モデルの有効性を確信することもできた。
次に,メンテナンス・コストの会計処理に関しては,一定の資料や実務の事例を入手できた。一般的には,開発コストは,資産計上メンテナンス・コストは目に見えた改良が認識され,収益の増加やコスト削減が見込まれると認識できる行為については資産計上して償却,それ以外は期間費用として処理ということである。しかしながらほとんどのケースでは経費処理をしているのが実情である。これは,ソフトウェアの属性に反することである。すなわち,メンテナンスという作業は,そのほとんどが,1階建ての建物を2階建て,3階建てへと増築していくプロセスと考えるのが最も妥当だからである。しかしながら,ソフトウェアの資産評価を時価主義的に考慮すると,実務の現状も十分に理解できることであり,この点の整合性を図ることは今後の課題であると考える。この点は,現在執筆中の図書でも指摘している。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 河野充央: "Eタイプソフトウェアのライフサイクル・コスティングと利益計画に関する考察"ソフトウェア工学. 137-3. 17-23 (2002)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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