2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13650370
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
伊藤 秀男 千葉大学, 工学部, 教授 (90042647)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北神 正人 東京大学, 大規模集積システム設計教育センター, 助教授 (20282832)
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Keywords | FPGA / プログラマブルチップ / 故障検出 / 欠陥 / 欠陥救済 |
Research Abstract |
平成14年度は以下の(1),および(2)の細分化された問題,更に(3)を繰り返し行って新手法の提案とその最適化を図ること,また,昨年度から今までに行った設計と来年度の最終的なチップ設計・評価に向けた準備・試行的な(4)を行うこと,更に,(5)も随時行なうことを目標とした. (1)研究調査;(2)新手法の考案(パラメータは,以下の(1),(2),(3),(4),(5)である)(1)プログラマブルチップのタイプ,(2)設計目的,(3)検査のタイプ,(4)故障(欠陥)のタイプ,(5)故障(欠陥)の場所;(3)新手法の理論的評価;(4)試作チップ設計;(5)新手法の評価と学会発表. (1),(2),(3)については,修士研究,卒業研究を通して検討を行った.本研究の独自性の強い欠陥救済手法の基本アイデアは既に提案されているが,その有効性についての評価は,簡単な場合について行っただけに留まっている.実チップに近いチップを実現して評価する設計力がまだ充分でないために正確な評価ができないでいる.このことから,これらについて学会発表できなかった点が残念である.平成15年度は設計手法の確立とその評価を何とか達成したい. (4)については今までに行ったFPGAの設計手法について,VDECを通して試作チップ設計を行い,設計チップも平成15年2月上旬に納入され,現在ボードへのその実装とチェックを行う準備を進めている.また,平成15年度の試作用の設計も同時に進めている. (5)については決定論的BISTによるディレー故障検出について国際会議での発表も含めて発表を行った.この内容は,昨年度行った手法のハードウェアオーバヘッドを更に小さくする目的から,シフトレジスタのビット数を減らす手法を考案し,それを計算機シミュレーションによって定量的に評価した.その他に,本研究とは間接的に関係する内容の研究発表として,以下の11に示す発表も行った.
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Research Products
(7 results)
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[Publications] Toshinori Takabatake, Masato Kitakami, Hideo Ito: "Escape and Restoration Routing : Suspensive Deadlock Recovery in Interconnection Networks"IEICE Trans. Inf. & Syst.. Vol.E85-D, No.5. 823-832 (2002)
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[Publications] トウ利洪, 鈴木和樹, 伊藤秀男: "遅延故障検出BISTの決定論的シード生成"電子情報通信学会,機能集積情報システム研究会. FIIS02,No.101. 1-7 (2002)
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[Publications] Toshinori Takabatake, Masato Kitakami, Hideo Ito: "A Fault-Tolerant Routing Strategy for Generalized Hierarchical Completely-Connected Networks"Fourteenth IASTED International Conference on Parallel and Distributed Computing and Systems (PDCS2002). 624-629 (2002)
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[Publications] Lihong Tong, Kazuki Suzuki, Hideo Ito: "Optimal Seed Generation for Delay Fault Detection"IEEE Eleventh Asian Test Symposium (ATS'02), (Guam). 116-121 (2002)
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[Publications] Toshinori Takabatake, Masato Kitakami, Hideo Ito: "Fault-Tolerant Properties of Generalized Hierarchical Completely-Connected Networks"2002 Pacific Rim International Symposium on Dependable Computing (PRDC 2002). 137-134 (2002)
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[Publications] 大塚陽介, 北神正人, 伊藤秀男: "ソフトウェアを用いたPCS方式ルーティング"電子情報通信学会,機能集積情報システム研究会. FIIS03, No.116. 1-13 (2002)
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[Publications] 高橋孝太, 難波一輝, 伊藤秀男: "ゲート内容量を考慮した遅延故障テスト"2003年電子情報通信学会総合大会講演論文集. D-10-12 (2003)