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2002 Fiscal Year Annual Research Report

物質循環型地域経済の発展プロセスを内在した産業エコロジーモデルの開発

Research Project

Project/Area Number 13650598
Research InstitutionWakayama University

Principal Investigator

金子 泰純  和歌山大学, システム工学部, 助教授 (60243367)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 秀一  和歌山大学, システム工学部, 講師 (30243372)
吉田 登  和歌山大学, システム工学部, 助教授 (60263224)
日下 正基  和歌山大学, システム工学部, 教授 (70029221)
谷川 寛樹  和歌山大学, システム工学部, 講師 (90304188)
Keywords森林管理 / LANDSAT / TM / 森林資源量 / 木質バイオマス / GIS
Research Abstract

1.地域資源の代表として森林資源を捉え、林業政策の変遷を辿り林業経営が停滞に陥った原因を、KJ法・ISM分析を用いて検討し、市場・インフラの問題から始まって森林や山村に対する意識が希薄化するという問題構造を明らかにした。
2.和歌山県を対象に産業エコロジーモデルのサブモデルである植林・伐採モデルを作成し、森林資源蓄積量および伐採可能材積を推計し、木材資源のエネルギー利用可能性を検討した。その結果、理想的な状態においてさえ、木材資源の供給可能量は、和歌山県のエネルギー消費量の1割に達しないことが明らかとなった。
3.森林資源のストック量をより詳細に把握するため、衛星データに基づく推計手法を開発した。植生指標のひとつであるNDVIと森林の生育状態との対応を明らかにし、ケーススタディ地域において、森林健全地域・森林枯死地域(軽度枯損、中度枯損、重度枯損)面積および生育状況を配慮した森林ストック量を定量化した。
4.ケーススタディ地域において、森林分布、林道位置、傾斜情報をGISデータ化した。これによって現実に伐採・搬出可能なエリアが算定できるようになり、現実的な森林管理のシナリオ別に森林資源の利用可能性を検討した。木質バイオマス発電を行う場合には、対象地域の民生部門の電気エネルギー消費量の1/3程度を、またペレットストーブを利用した熱回収の場合には、対象地域の民生部門の暖房エネルギーのほぼ全量を賄いうることが示された。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] 奥野 はるな: "和歌山県における木質資源の有効利用をはかる地域管理のありかたについて"平成14年度土木学会関西支部年次学術講演会. VII14-1-VII14-2 (2002)

  • [Publications] 長谷川 渚: "LANDSAT/TMを用いた森林ストック推計システムの構築に関する研究"環境情報科学論文集. 16. 19-24 (2002)

  • [Publications] 岩見 千津子: "人工林活性化を目指した木材資源活用シナリオの導入に関する研究"環境情報科学論文集. 16. 91-96 (2002)

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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