2003 Fiscal Year Annual Research Report
団地更新事業後30年を経た戸山ハイツの居住者の高齢化に関する研究
Project/Area Number |
13650680
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Research Institution | Otsuma Women's University |
Principal Investigator |
松本 暢子 大妻女子大学, 社会情報学部, 助教授 (90183954)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
定行 まり子 日本女子大学, 家政学部, 助教授 (80235308)
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Keywords | 団地再生 / 高齢者 / 居住支援 / 在宅サービス / NPO / コレクティブハウジング / シルバーハウジング / 建てかえ |
Research Abstract |
本年度は最終年度であるため、これまでの調査研究のまとめおよび補足調査、考察を行った。これまでの調査のまとめとしては、居住者の高齢化の現状と今後の進行やそこでの問題の顕在化について整理した。 現状に対する課題への対応として、第一に、高齢者の自立を支える公共サービスと自助組織等の調査では、在宅高齢者サービスセンター等の通所サービス施設の利用実態と自助組織(自治会、ボランティア組織、NPOなど)等の実態を把握し、今後の団地再生における課題を整理した。第二に、戸山ハイツは昭和40年代後半の建築であるため、東京都都営住宅団地の建替え計画によると、当分の間、建替えられないことが確認された。そのため、団地更新などが実施されない状況での高齢者対策の必要性(さらなる高齢化による居住支援のニーズ拡大)を明らかにし、現実的な対策(公的支援以外のインフォーマルな支援の可能性など)の検討を行なった。第三に、まとめとして大量の高齢者集団が自立して生活できる公共団地のあり方を考察した。特に、シルバーピアにおけるワーデンやシルバーハウジングにおけるLSAの実態の把握やその他の高齢者向け住宅と一般の公共住宅における高齢者居住の条件の比較から、そのあり方を検討した。そこで、高齢者の新たな住まいおよび住まい方について合わせて検討行なうため、コレクティブハウジングや高齢者コーポラティブハウジング、交流型在宅サービス拠点の事例を収集し、団地再生における高齢者への居住支援の方策を展望した。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 古賀 繭子, 定行まり子: "戸山ハイツにおける人口および世帯からみた高齢化の実態"日本女子大学大学院紀要家政学研究科・人間生活学研究科. 7. 147-153 (2001)
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[Publications] 古賀 繭子: "高齢化進む大規模団地のストックの活用"東京の住宅地(日本建築学会関東支部). 第3版. 54-57 (2003)
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[Publications] 松本 暢子: "「団地都市」町田における団地の現状と再生への課題"東京の住宅地(日本建築学会関東支部). 第3版. 182-185 (2003)