2001 Fiscal Year Annual Research Report
循環型社会における木造住宅の資源循環特性に関する研究
Project/Area Number |
13650681
|
Research Institution | Kogakuin University |
Principal Investigator |
吉田 倬郎 工学院大学, 工学部, 教授 (50011185)
|
Keywords | 木造住宅 / 資源循環 / 解体工事 / 廃棄物 / マテリアルフロー |
Research Abstract |
木造住宅の資源循環特性に関する資料を収集した。特に、木造住宅の解体と廃棄物に関する事例報告、木材および木質資材の循環に関する資料、建築の資源循環の評価に関する資料を中心に収集した。木材および鋼材、コンクリートは、建築の主要資材であるが、これらの資源循環を、マテリアルフローの共通モデルで表し、相互の特徴を検討した。木材は、現状では、CO2を固定状態に保つという重要な役割を担う一方で、解体排出される木材の循環については、早急に改善されるべき多くの問題があることが確認できた。現在、在来構法、ツーバイフォー構法の木造住宅の解体工事の調査に参加し、事例資料の収集を行いつつある。この事例は、通常の解体と異なり、可能な限り分別をし、分別した資材の数量、解体に要した手間などを記録するというものである。関連して、高層鉄骨造建築の特殊な工法を用いた解体工事の調査を行い、その工程や解体排出物などの数量とともに、用いた工法の特徴を明らかにした。
|
Research Products
(3 results)
-
[Publications] 高倉智志, 吉田倬郎: "建築のライフサイクルに関する研究-資源循環モデルの構築"2001年度大会(関東)学術講演梗概集((社)日本建築学会). F-1. 1071-1072 (2001)
-
[Publications] 依田準高, 吉田倬郎: "高層建築の解体工事における廃棄物に関する調査研究"2001年度大会(関東)学術講演梗概集((社)日本建築学会). F-1. 1079-1080 (2001)
-
[Publications] 吉田倬郎, 依田準高: "特殊な解体工法を用いた高層鉄骨造建築の解体工事における解体物調査"工学院大学研究報告. 第92号. (2002)