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2001 Fiscal Year Annual Research Report

トスカーナにおける歴史的小都市と地域の形成に関する研究

Research Project

Project/Area Number 13650695
Research InstitutionTokyo National University of Fine Arts and Music

Principal Investigator

野口 昌夫  東京芸術大学, 美術学部・建築科, 助教授 (90218305)

Keywords都市形成史 / 地域形成史 / トスカーナ / イタリア中世後期 / フィレンツェ共和国 / イタリア
Research Abstract

平成13年度は以下の2回にわたり、トスカーナにおける現地調査と資料収集を行った。実績の概要を示す。
1.マグラ川流域のルニジアーナ地域の調査(平成13年9月8日〜17日)
対象とした小都市は、(1)ポントレーモリ(2)フィヴィザーノ(3)ヴェルコラ(4)アルビアーノ(5)カプリリオーラ(6)フォスディノヴォである。中世後期の11世紀以降、マグラ川上流に沿ってアペニン山脈を超えフランスに至る遠隔地商業ルートであるフランチジェナ街道がこの地域の形成に多大な影響を与えていること、また、この地域の封建領主マラスピーナ家がマグラ川流域に築いた数多くのカスデロ(城砦都市)が、14世紀末までの中世後期の地域形成の核となったことが明らかになった。
2.セルキオ川流域ガルファニャーナ地域の調査(平成14年2月9日〜26日)
対象とした小都市は、(1)カスティリオーネ・ガルファニャーナ(2)カステルヌオヴォ・ガルファニャーナ(3)バルガ(4)コレリア・アンテルミネッリ(5)ノッツァーノである。11世紀以降、トスカーナのルッカ共和国とアペニン山脈の北側のエステ家がこの上流域に介入し、その後フエレンツェ共和国も複雑に絡んでこの流域の形成が進んだことが明らかになった。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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