2002 Fiscal Year Annual Research Report
擬似ティシュエンジニアリング技法による自家骨誘導型骨類似コンポジット創製
Project/Area Number |
13650765
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
高井 健一 上智大学, 理工学部, 助教授 (50317509)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久森 紀之 上智大学, 理工学部, 助手 (80317510)
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Keywords | 骨類似コンポジット / ハイドロキシアパタイト / HA / PMMAコンポジット / in vitro / in vivo / Ti-6Al-4V合金 / 破壊靭性 |
Research Abstract |
20世紀の科学技術の創出として,豊かで便利な生活・長寿な社会情勢が構築され,21世紀では科学技術が社会の持続的発展の牽引,人類の未来を切り開く力となる.質の高い国民生活(高齢化)を目指すべき,本研究では「擬似ティシュエンジニアリング技法による自家骨誘導型骨類似コンポジット創製」に取り組んできた.特に,高強度・高靭性材料を基材とした生体適合CMC作製によるヒトの骨に限りなく近いコンポジット作製が安心・安全で質の高い生活のできる社会,ひいては知による豊かな社会の創生を将来展望として推進した.生体と融和する細胞工学や組織誘導に有効な新材料の創製および材料表面・構造・組成を制御する医用工学の新技術の開発を行い実現された本研究成果を踏まえた今後の将来展望として,科学・工学・医療技術の総合性と戦略性を重視する.すなわち,理工学と医学との融合が独創的・新規的な研究成果を基盤とし,世界に貢献できる技術,持続的な研究発展を創出できる国際的競争力を目指す.本研究テーマを未来への先行投資とし,研究成果が速やかに社会と産業に還元され,次の投資に繋がるダイナミックな循環型振興を意識し,優れた成果の創出・活用を惜しみなく持続する.研究開発投資の効果を向上させるため,重点的な資源配分,成果の社会への還元,研究開発・技術の国際化を基本方針とした総合的戦略から,材料開発の新展開と社会の要求に応えながら社会福祉の向上に寄与していく所存である.
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