2001 Fiscal Year Annual Research Report
クリプトスポリジウム原虫の迅速鑑別診断および予防に関する基礎研究
Project/Area Number |
13660322
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
笹井 和美 大阪府立大学, 農学生命科学研究科, 助教授 (70211935)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松林 誠 大阪女子学園短期大学, 食物学科, 助手
谷 浩行 大阪府立大学, 農学生命科学研究科, 助手 (00305658)
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Keywords | クリプトスポリジウム / 鶏型モノクローナル抗体 / 感染防御 / 迅速鑑別診断 |
Research Abstract |
クリプトスポリジウムの迅速鑑別診断とワクチン候補抗原の解析を目的に下記の研究を遂行した。 クリプトスポリジウム特異的鶏型モノクローナル抗体作製 鶏型モノクローナル抗体系はマウスの系では認識できないクリプトスポリジウムの抗原を認識できる特性を持っているため、より診断精度の高いモノクローナル抗体が作製できる可能性が高い。そこで、クリプトスポリジウム特異抗原に対する鶏型モノクローナル抗体を作製するを試みる。 大阪市立大学医学部医動物学研究室より分与を受けたCryptosporidium parvumオーシストを鶏に免役し、エライザ法により、鶏の抗体産生を確認後、鶏ミエローマ細胞と免疫脾細胞を細胞融合させた。 その結果、クリプトスポリジウムに特異的な抗体産生をする鶏ハイブリドーマを得て、現在、シングルクローニングを継続中である。 また、平成13年6月30日付けで共同研究者である宮本忠が退職し、研究継続が不可能な再就職をしたため、宮本忠が松林誠と共同で担当する予定である「鶏型モノクローナル抗体系によるモノクローナル抗体の作製」のパートを代表者の笹井和美と共向研究者の谷浩行が補助して研究を遂行した。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] Matsubayashi M, Takami K, Nakanishi T, Sasai K.: "First description of Isospora spp. from the banded Mongoose, Mungos mungo, (Herpestidae) in Japan"Bulletin of Osaka Joshigakuen Junior College. No.45. 43-48 (2001)