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2001 Fiscal Year Annual Research Report

性決定とその病態の分子機構

Research Project

Project/Area Number 13670165
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

仙波 憲太郎  東京大学, 医科学研究所, 助教授 (70206663)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渡辺 慎哉  東京大学, 医科学研究所, 助手 (70251444)
Keywords性 / SRY / WT1
Research Abstract

近年、哺乳類の性決定とその病態の分子機構を制御する転写因子群が明らかにされつつあり、それらの蛋白質間の相互作用の解明が重要なテーマとなっている。我々は先に、精巣の分化を誘導することが知られている転写因子SRYが、同じく性腺の分化に必須の転写因子であるWT1と結合して協調的に標的遺伝子の発現を調節する機構を見いだし、基礎的な解析を終了した(平成11-12年度基盤研究Cの援助を受けた)。
13年度からこの機構の生物学的意義を明らかにするために、マイクロアレイ解析のエキスパートである渡辺博士を共同研究者として迎え、WT1とSRYによって発現調節を受ける遺伝子の網羅的な単離を行うこととした。
本年度はその準備として、WT1とSRYの協調作用を示す細胞株の選定とそれを用いたWT1とSRYの共発現する細胞株の樹立を行った。WT1もSRYも細胞特異性および時期特異性があり、現時点で両方の蛋白質を内在的に発現する細胞株は得られない。そこで、発現ベクターを導入して発現細胞を作製することとした。親株の条件として、1)ヒト細胞株であること(使用するマイクロアレイがヒト由来の配列を持つため)、2)WT1とSRYの協調作用を示すこと、3)薬剤耐性によるクローニングに耐えられることとして選定した。その結果、ヒト骨肉腫細胞株U2OSがこの条件に適していることが分かった。そこで、この細胞株にWT1とSRYの発現ベクターを同時に導入して、ネオマイシン耐性クローンを拾った。その結果、2個の細胞クローンで両者の蛋白質を検出した。現在、これらの細胞株からRNAを抽出して、マイクロアレイを用いた12,000遺伝子の発現解析を行っている。

Research Products

(1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 今井順一: "基本から先端までの遺伝子工学がわかる"羊土社. 125 (2001)

URL: 

Published: 2003-04-02   Modified: 2016-04-21  

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