2003 Fiscal Year Annual Research Report
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13670381
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
伊達 ちぐさ 武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (60047389)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福井 充 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (40173322)
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Keywords | 血中ビタミンC / 白血球ビタミンC / ビタミンC摂取量 / バイオマーカー / アスコルビン酸 / 秤量食事記録法 |
Research Abstract |
長野県、大阪府、鳥取県、沖縄県の住民で、年齢は妻の年齢を基準にして30歳代〜60歳代の各年代8組の夫婦を地区ごとに選定して対象者とした。全地区の合計では、男女各128名、総計256名となり、2002年11月〜12月に初回時調査を実施した。食事摂取の評価法には秤量食事記録法を採用し、わが国の食生活の季節変動を考慮して春夏秋冬の各時期に4日間(原則として、調査期間は2週間として月曜日、木曜日、土曜日、火曜日の順に実施)、1年間に16日間の食事記録を得ることにした。昨年度は秋期と冬期に、本年度は春期と夏期に実施した。生化学的指標の測定のため、前年度は2002年11月〜12月に1回目の採血と24時間蓄尿を実施し、本年度は1年後の2003年11月〜12月に2回目の採血と蓄尿を実施した。食事摂取の指標とするため16日間の食事記録を用いて、個人別に栄養素等摂取量の平均値を算出した。 家庭の事情等で途中脱落者があり、16日間の食事記録を実施できた者は242名であった。内訳は男女とも121名で、地区別にみると、長野と鳥取が62名、大阪60名、沖縄58名であった。本年度はビタミンC(VC)に焦点を当て解析した。VC摂取の生化学的指標として、血清(還元型アスコルビン酸、酸化型デヒドロアスコルビン酸)、血漿(還元型アスコルビン酸)、白血球(還元型アスコルビン酸)を用いた。血清・血漿・白血球VCと食事性VCとの相関係数(Pearson)を算出した。全体でみると血清および血漿VCと食事性VCとの関連は有意で(r=0.26)あったが、白血球VCは食事性VCとの間に有意な関連を示さなかった。性別に検討すると、女性は男性より血中VCと食事性VCとの関連は強く、白血球VCとも有意な相関(r=0.28)を示した。また食事性VCと血中VCと関連には地区差が認められた。
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