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2001 Fiscal Year Annual Research Report

両室ペーシングによる心機能改善の機序解明

Research Project

Project/Area Number 13670730
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

尾辻 豊  鹿児島大学, 医学部・附属病院, 助手 (30264427)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鄭 忠和  鹿児島大学, 医学部, 教授 (10163891)
皆越 眞一  鹿児島大学, 医学部・附属病院, 助教授 (90190694)
KeywordsBiventricular pacing / functional mitral regurgitation
Research Abstract

現在は、実験モデルの作成段階である。麻酔・開胸した雑種成犬において、右心房・右心室ペーシングを行い、左脚ブロックを作成している。左脚ブロック作成により、心電図QRS幅が増大する。また、右心房・右心室ペーシングに加えて左室ペーシングも行うことにより、心電図QRS幅が狭くなることも確認できた。このモデルにおいて断層心エコー法を用いて左室の容量や収縮性を評価できることも確認できた。僧帽弁の位置異常の指標として、心尖四腔断層像で僧帽弁尖と僧帽弁輪を結ぶ直線間の面積も測定可能であった。さらに、僧帽弁逆流の定量化の一方法として、僧帽弁一回拍出量と大動脈弁一回拍出量の差を逆流量として算出するが、僧帽弁逆流のない現在のモデルでは両者がほぼ同じ値をとるので、この計測にも誤差のないことを確認できた。心エコーの装置がMモードカラーの表示機能を有しているため、僧帽弁逆流量の時相的な変化を評価するのも可能と考えられる。したがって、本研究の計測方法は特に問題のないところまで、実験準備は進んでいる。今後は、βブロッカーの持続注入等により機能性・虚血性僧帽弁逆流を作成し、それに対する両室ペーシングの効果を評価していく予定である。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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