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2002 Fiscal Year Annual Research Report

動脈硬化病変の形成過程におけるカベオリンの役割

Research Project

Project/Area Number 13670735
Research InstitutionYokohama City University

Principal Investigator

木原 実  横浜市立大学, 医学部, 講師 (60177904)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 戸谷 義幸  横浜市立大学, 医学部附属病院, 講師 (30237143)
梅村 敏  横浜市立大学, 医学部, 教授 (00128589)
Keywordsカベオリン / 動脈硬化 / レニンアンジオテンシン系
Research Abstract

レニン・アンジオテンシン系遺伝子欠損マウスの腎血管特異的肥厚性病変の検索過程で、Atg-/-マウスは血管壁におけるカベオリンならびにeNOS発現が野生型と比較して著明に減少していること、Atla-/-マウスではこれらの変化は認められないが、食塩摂取量を変化させると摂取量に並行したeNOS発現の変化のみられることが明らかとなった。ただし、カベオリンにはそのような変化は認められなかった。一方、野生型マウスではこれら両者の変化はみられなかった。これらのことから当初は、血管病変に関与する可能性の高いeNOSの発現低下にカベオリンは関連性が薄いと考えられたが、その後、Atg-/-マウスを用いた検討ではカベオリンtype-1および-2の発現が塩分摂取量と逆相関する動きを示すことが明らかとなった。Atla-/-マウスにおける変化量は少ないため検出できなかった可能性がある。これらの結果は、レニン・アンジオテンシン系の欠損によるeNOSの恒常的発現の欠如がノックアウトマウスの腎臓特異的血管病変の原因の一つとなっている可能性、さらにeNOSの発現異常にカベオリンが関わっているという仮説を支持する結果となった。カベオリンアンチセンスオリゴヌクレオチドの作成が1-3typeについて完成したため、現在in vivoにおける導入結果を検討中である。

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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