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2001 Fiscal Year Annual Research Report

小児肥満におけるメラノコルチン受容体遺伝子異常とエネルギー消費調節に関する研究

Research Project

Project/Area Number 13670803
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

花木 啓一  鳥取大学, 医学部, 助教授 (20238041)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佃 宗紀  鳥取大学, 医学部・附属病院, 助手 (10335531)
神崎 晋  鳥取大学, 医学部, 教授 (90224873)
Keywords肥満 / 小児 / メラノコルチン / 遺伝子異常 / レプチン / エネルギー消費 / 国際情報交換 / アメリカ合衆国
Research Abstract

1.本年度の研究目的
小児期に発症した高度肥満について、レプチン受容体下流に位置するメラノコルチン4受容体(MC4R)を始めとする情報伝達系の各遺伝子異常・多型の頻度を調査する。
2.本年度の研究計画と結果
(1)肥満症例の集積
15歳までに肥満度+20%以上の肥満を呈した28例(男17、女11、年齢10.9±41歳)を対象とした。肥満度48.6±19.0%。同意が得られた例について末梢血からエタノール沈殿法を用いてDNAを抽出した。
(2)MC4Rと同様にレプチン受容体下流にあるβ3AR遺伝子変異の解析
β3ARの第1細胞内ループの64Trpが64Argに替わる変異を検出するPCR-pinpoint法を用い、β3AR遺伝子変異を解析した。Trp/Trpのwild typeは20例(71.4%)、Trp/Argのhetero変異型は8例(28.6%)、Arg/Argのhomo変異型は0例であった。ArgとTrpのallele頻度はそれぞれ、0.14、0.86であった。Trp/Trp群とTrp/Arg群での比較では、出生体重、在胎週数、年齢、身長、体重、身長SD、身長増加、速度肥満度、AST、総コレステロール、HDLコレステロール、血中レプチンに有意差を認めなかった。
3.評価
レプチン受容体下流に位置する情報伝達機構の中で、β3ARは小児肥満の発生に大きな影響は与えていないことが予想された。これを確認した後に、来年度はβ3ARの上流に位置するMC4Rの解析に移る。
4.メラノコルチン4受容体遺伝子のPCR増幅のためのプライマー設計
MC4R遺伝子全長をカバーするように、genetyxソフトウエアーでプライマーを設計した。long-PCRによる増幅後に、nested-PCRでPCR産物全長を増幅するための5つのプライマーを同様にgenetyxソフトウエアーで設計した。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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