2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13670929
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
加藤 憲幸 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (40214390)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹田 寛 三重大学, 医学部, 教授 (70106988)
下野 高嗣 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (80206242)
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Keywords | ステント / 大動脈 / 解離 / 血管内治療 / エントリー / IVR / 人工血管 |
Research Abstract |
デバイスの開発 Original Z-stentを使用したデバイス:昨年度に開発したmodified Z-stentにePTFE製の心膜パッチを装着したものでは、ステントの上下端のeyeletのために挿入可能なシースのサイズは14Frが限界で、そのままでは成犬の大腿動脈からのアクセスは不可能であった。このため、径0.15mm、0.20mm、0.25mm、0.30mm、0.35mmのステンレススチール・ワイヤーを用いて、original Z-stentを作製した。次いで、それぞれのステントにePTFE製の心膜パッチを装着したうえで、径10Frのシース内への挿入を試みた。ワイヤー径が太くなるにつれて、挿入時の抵抗が大きくはなるものの、挿入自体はいずれのステントでも可能であった。しかし、挿入後にシースより取り出すと、径が0.25mm以下のワイヤーを使用したステントでは、シース内で折りたたまれた心膜パッチを元に戻すだけの拡張力がないことが判明した。このため、心膜パッチを十分拡張することが可能で、かつ挿入時の抵抗が小さい径0.30mmのワイヤーを使用することにした。 また、上記のものとは別に、2個のステントを長めのワイヤーで連結し、ステントの間にのみ心膜パッチを装着したものを作製した。このデバイスを挿入した後に、心膜パッチ部を心膜パッチを装着していない、いわゆるベアのステントを挿入して大動脈壁に密着させるもので、これも十分10Frのシースに挿入可能であることが判明した。 解離モデルの作製 より低侵襲と考えられるRazavi等の方法を採用し、2頭の成犬で解離の作製を試みたが、いずれもカテーテルが大動脈壁を突き抜けて失血死したため、現在別の方法を検討中である。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Kato N, et al.: "Ureteroarterial fistula : endovascular repair with・・・"Cardiovasc Intervent Radiol. 25. 158-159 (2002)
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[Publications] Ishida M, et al.: "Limitation of endovascular treatment with stent・・・"Cardiovasc Intervent Radiol. 25. 216-218 (2002)
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[Publications] Kato N, et al.: "Type A aortic dissection with expanding abdominal・・・"Cardiovasc Intervent Radiol. 25. 227-228 (2002)
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[Publications] Kato N, et al.: "Aortic arch aneurysm : treatment with extra・・・"Cardiovasc Intervent Radiol. 25. 419-422 (2002)
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[Publications] Kato N, et al.: "Milo-term results of stent-graft repair of・・・"J Thorac Cardiovasc Surg. 124. 300-312 (2002)
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[Publications] Shimono T, et al.: "Transluminal stent-graft placement for the treatment・・・"Circulation. 10・6[Suppl I]. I-241-I-247 (2002)