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2001 Fiscal Year Annual Research Report

放射線治療効果予測のための実用的な腫瘍の低酸素細胞分画測定法の開発

Research Project

Project/Area Number 13670955
Research InstitutionSapporo Medical University

Principal Investigator

永倉 久泰  札幌医科大学, 医学部, 助手 (80244359)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 晴山 雅人  札幌医科大学, 医学部, 教授 (10173098)
大内 敦  札幌医科大学, 医学部, 助手 (70168863)
坂田 耕一  札幌医科大学, 医学部, 助教授 (10235153)
Keywords放射線感受性 / 低酸素細胞 / 酸素分圧 / 免疫組織染色
Research Abstract

1.腫瘍内酸素分圧の測定及び生検標本の免疫組織染色
現在まで、70例の頭頸部癌や子富頸部癌患者の腫瘍内の酸素濃度の測定を、放射線治療前に、ポーラログラフィック酸素センサーを用いて、施行した。酸素分圧測定後に、測定部位より、生検をおこない、また、血液を採取した。70例の腫瘍の酸素分圧は、0mmHgから70mmHgの間に分布していた。必ずしも、腫瘍の大きさと低酸素の程度は相関みられなかった。生検で得られた腫瘍組織を用いて、ABC法にて免疫組織染色を行い、ORP(oxygen regulated proteins)150、ORP80、ORP100、HIF1(hypoxia-inducible factor 1)、エリスロポイエチン、VEGF(vasculuar endothelial growth factor)、endothelin-1等の低酸素誘導蛋白質の発現をみ、酸素センサーで測定した各腫瘍の低酸素分画と各種の低酸素誘導蛋白質の発現との関係を解析し、その発現が、低酸素分圧と良好な相関を持つ蛋白質を選定する予定である。
今年度は、この他に、以下を予定している。
2.低酸素誘導蛋白質の血中濃度測定法の確立
また。1で得られた血清より、1で挙げた蛋白質の血中濃度を測定し、血中の低酸素誘導蛋白質のうち、酸素センサーで測定した腫瘍の低酸素状態と相関する蛋白質を選定する。特に、最近、頭頸部腫瘍の低酸素状態と良好に相関すると報告されているオステオポンチンについて、検討する。

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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