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2002 Fiscal Year Annual Research Report

定位放射線照射による脳傷害の画像評価の基礎的検討

Research Project

Project/Area Number 13670959
Research InstitutionOsaka City University

Principal Investigator

細野 雅子  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (00315988)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 福田 晴行  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (10295686)
中山 圭子  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (80326264)
田中 清明  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (10106346)
Keywords定位放射線照射 / 放射線による脳障害 / 画像評価
Research Abstract

我々が所有する動物用定位放射線照射システムのファントムによる検証では、これまでLaser Densitometer (CMS社製)を用いて行ってきた。GAFクロミックフィルムのこれを用いたデータ解析では、GAFクロミックフィルムの濃度勾配から線量測定を行う過程についてはデンシトメータの測定ごとの誤差は2%以内であったが、照射野形状の検証については視覚的評価にとどまり、またノイズも目立つことが課題となっていた。そこで新たに臨床におけるIMRT ; intensity modulated radiotherapyの検証用ツールとして導入されたDD system (アールテック社製)を用いファントムにおける検証を行った。なおCMS社製フィルムデンシトメータと同様、DD systemにおいてもマイクロチェンバーによるフィルム濃度-線量の標準曲線作成し、線量評価を行った。
臨床で定位放射線照射システムとして用いられているX-knife (Radionics.社製USA)で行った治療計画はCT画像上で線量分布図を作成、球状ファントムの中心の画像をcaptureしてphoto shop Ver6.0上でフィルム固定用のspaceを2cm角とし等線量曲線(15,18)の面積をピクセル数の比から算出、前述のDD systemの結果と比較検討した。照射野形状については視覚的に評価し、各々ほぼ同様の楕円形で、15Gy、18Gyのそれぞれの等線量曲線内のGAFクロミックフィルム上での面積とX-knifeから算出したものとの差は計測ごとにいずれも15、18Gyそれぞれ2.28%、8.16%以内であった。以上より動物用定位放射線照射システムが高い精度で照射可能であることが示された。今後の課題としてはネコの照射実験における照射線量と画像評価および組織学的評価の時期をpilot studyの結果から最適化していく予定である。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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