2001 Fiscal Year Annual Research Report
高頻度磁気刺激による不安モデル動物作成とその機能の解明
Project/Area Number |
13671017
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Research Institution | 大分医科大学 |
Principal Investigator |
龝吉 條太郎 大分医科大学, 医学部, 助教授 (00159344)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永山 治男 大分医科大学, 医学部, 教授 (70100899)
五十川 浩一 大分医科大学, 医学部, 助手 (10264334)
堀之内 由起子 大分医科大学, 医学部, 助手 (50305041)
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Keywords | 高頻度磁気刺激 / CRF / レセプター / 不安 / アンチセス |
Research Abstract |
Corticotropin Releasing Factor(CRF:副腎皮質刺激ホルモン放出ファクター)は従来から不安との関連が指摘されてきた。我々はCRF2レセブターのアンチセンスを用い、ラットの細胞レベルにおけるCRF2レセブターの発現を阻害し、各種の不安行動測定を用い、不安に対するCRF2レセブターの機能を調べる目的でこの実験を行った。実験にはWistar系雄性ラットを用いた。CRF2レセブターアンチセンスを脳室内に固定した。Elevated plus mazeのopen armでの滞在時間およびBlack and white testのwhite chamberでの滞在時間は、CRF2レセブターアンチセンス投与群において有意に減少した。またconditioned fear stressでのfreezing回数は、CRF2レセブターアンチセンス投与鮮において有意に増加した。以上のことからCRF2レセプターは不安を抑制する機能を持っていることが示唆される。
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