2001 Fiscal Year Annual Research Report
各種新生児肺障害モデルに対するITPV,HFOV,NO併用効果の検討
Project/Area Number |
13671135
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
堺 武男 東北大学, 医学部・附属病院, 助教授 (90186990)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
千葉 洋夫 東北大学, 医学部・附属病院, 医員
蒲原 孝 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (20169650)
田中 高志 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (10292335)
埴田 卓志 東北大学, 医学部・附属病院, 医員
鈴木 陽 東北大学, 医学部・附属病院, 医員
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Keywords | 新生児 / 呼吸器疾患 / PAV / NO / HFO |
Research Abstract |
新生仔兎に対して気管切開、肺洗浄を施行し、呼吸窮迫症候群(RDS)のモデルを作成し、以下の実験を行なった。まず新しい呼吸管理法としてProportional Assist Ventilation(PAV)による呼吸機能の変化を従来の呼吸管理法と比較した。PAVは西ドイツStephan社製の人工呼吸器Stephanieを用いて施行した。 Drager8000によるSynchoronized Intermittent Mandatory Ventilation(SIMV)と比較して、PAVは同じ換気量では有意に低い圧で換気することが可能であった。 また、呼吸仕事量を呼吸モニターVentrackを用いて測定し、同じ血液ガスの値ではPVAはSIMVに比較して有意に少ない呼吸仕事量で換気することが可能であった。 PAVでは、過剰な換気サポート(unloading)によって、換気量が許容量より増加してしまう現象run-awayが観察される。その為にその時点での肺の状態を常に把握しておくことが必要である。run-awayは気道抵抗に対するunloadingを呼気時に解除することでその頻度を減らすことが可能であった。また、抵抗のunloadingを気管チューブの抵抗以上に上げることによって、吸気圧loadingのrun-away発生の閾値が下がる現象が認められた。これらは今後の課題と考えられた。 平成14年度はこのPAVにITTB, NO, HFOを更に加味した実験を行なう予定である。
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Research Products
(1 results)